週刊映画鑑賞記(2022.10/10~2022.10/16)
CATEGORY週刊映画鑑賞記
トガジンです。
毎週日曜日はこの一週間に観た映像作品を日記代わりに書き留めています。
先週は『パンダコパンダ』、先々週は『宇宙戦艦ヤマト』と、今月は図らずも昭和のアニメ作品ばかりが続きました。
そこで今回開き直りました。
「今月はアニメしか見ないぞ!」・・・と(笑)。
まあ、年に一度くらいこんな月があってもいいかもしれません。
実際のところ今月は仕事のスケジュールが過密気味で、しかも『宇宙戦艦ヤマト』全話見どころ記事も書き進めている最中なので、帰宅後も長編映画を見る時間が取れないのです。
でも1話につき25分程度のTVアニメや1時間未満の中編くらいなら見ることは可能です。

そんなわけで今週はこの3作品です。
10/13(木)
『忍風カムイ外伝』
(ホームシアター:時代劇専門チャンネル録画)

時代劇専門チャンネルで白土三平原作『忍風カムイ外伝』の再放送が始まりました。
毎回録画しておいて時間をみつけては1本づつちまちまと見ております。
(10/16現在第4話まで視聴済み)
初回放映の1969年当時、福井にはまだフジテレビ系列局は無く民放局は日本テレビ系列の一局だけでした。
そのため当時は見ていませんし、仮に見ていたとしてもまだ4~5歳くらいだったので何も理解出来なかったと思います。

中学の時、ようやく『忍風カムイ外伝』が再放送(福井では初放送)されました。
当時は『宇宙戦艦ヤマト』の影響で大人の視聴にも耐え得るアニメに飢えていて、実際、『カムイ外伝』は当時の生ぬるい実写時代劇に比べても遥かに見応えがありました。
ただ、カムイに恋をした漁師の娘が全裸で迫る場面が出てきたとき、たまたま親と一緒だったため流石に気まずい雰囲気になりましたけど(笑)。

今回の放送は初回放映時のスタイルそのままです。
オープニングの前には「♪光る光る東芝~」のあのテーマ曲が流れ、それがそのまま「忍びのテーマ」に変化して最後はまた東芝のテーマ曲に戻ります。
中学時代に見た記憶ではオープニングは前後の東芝部分はカットされていて、唐突に始まって余韻がないまま終わる印象がありました。
あの違和感は前後のスポンサーパートをカットしたためだったのですね。

時代劇専門チャンネルはスカパーセレクト5の一つとして契約しています。
当初セレクト5の5つ目としてアニメックスを契約していました、利用回数がゼロに近かったため変更しました。
その代わりとして時代劇専門チャンネルを選んだのは、4Kリマスター版『大魔神』シリーズや『戦国自衛隊』が放送されたからですが、それでもセレクト5の中では最も利用頻度が低いチャンネルでした。
しかし、今回の『カムイ外伝』の放送でようやくその存在意義が発動されることになりました。
今回の放送はオリジナル(に近い)バーションらしく、フィルムのレストアも良好で画質も音質もとても良いです。
最終回まで見終わったらBD-Rに永久保存すること確定です。
10/13(木)
『タイガーマスク ふく面リーグ戦』🈠
(ホームシアター:東映チャンネル録画)

『タイガーマスク』は、放映当時TV局数が少なかった(というより当時民放は1局しか無かった)福井でも毎週リアルタイムで見られる数少ないアニメの一つでした。
劇場版『タイガーマスク ふく面リーグ戦』はTVシリーズ終了後に「東映まんがまつり」の一遍として4話連続ものを1時間弱に再編集したものです。
先日亡くなられたアントニオ猪木さんに因んでこのアニメを放送したわけではないでしょうが、猪木さんが活躍されたプロレスブーム全盛期に作られたこのアニメを見ながら私も(特にプロレス好きではなかったですが)猪木さんを偲ぼうと考えておりました。
といっても、この作品で活躍する実在レスラーはジャイアント馬場さんだけで、猪木さんはタイガーの覆面リーグ参加に怒ってすぐに袂を分かってしまうのですが・・・。

オープニングとエンディングの映像は当時のTV版そのままです。
有名な「虎だ、お前は虎になるのだ!」のセリフから始まるオープニングからは制作当時のプロレスブーム全盛期の様相を窺い知ることが出来ます。

プロレス試合会場にあれだけ観客が詰めかけたり、TVの前に皆が集まって子供たちが贔屓のレスラーを夢中で応援するなんて光景は今の時代ではなかなか見られないものです。
現在のスポーツ界でスタジアムやTVの前にあれだけ人を集められるのは大谷翔平選手くらいですかね。

華やかなオープニングとは打って変わって、エンディングでは少年時代の伊達直人が戦争で焼け野原となった街をさまよい歩く姿が描かれます。
アニメ『タイガーマスク』が作られたのは1969年から1971年にかけての2年間。
終戦からまだ四半世紀しか経っていない頃なので、伊達直人が元・戦災孤児であったことは間違いありません。
もちろん当時保育園児だった私にそんな事は分かるはずありませんが、あの画のインパクトから直人がいかに悲惨な幼少時代を過ごしてきたかくらいは感じとっていました。

そのためか私はタイガーマスクに感情移入することはせず、タイガーマスクごっこにもほとんど参加しませんでした。
どちらかといえば、タイガーマスク(伊達直人)に優しくしてもらえる健太やちびっこハウスの子たちの視点で見ていたように思います。

中学時代に再放送されたとき改めて全話通して見ましたが、あの最終回には思わず身ぶるいしました。
リング上でマスクを剥ぎ取られて正体を露わにされた伊達直人は「虎の穴からもらったものを全て叩き返してやる!」と反則技の限りを尽くし最後は本当に相手を殺してしまいます。
そこにはもう「キザ兄ちゃん」と子供たちに親しまれた男の姿はありません。
伊達直人はなんとか生き延びたものの、彼にとって人生の全てだったタイガーマスクとしての栄光と子供たちからの信頼は完全に失いました。


対して、原作漫画の伊達直人は子供を助けるためトラックに撥ねられて死亡しますが、死の直前タイガーのマスクを川に捨てて自分の正体を隠し通します。
直人は不慮の死を遂げたものの、タイガーマスクとしての栄誉と子供たちの憧れは守られたのです。
アニメ版が漫画連載終了より先にあの最終回を描いてみせたことで、漫画版はあえて正反対の終わり方を選択したのかも知れません。
10/1(金)
『うる星やつら(リメイク版第1話)』🈠
(ホームシアター:ディズニープラス)

期待半分、不安半分で見たリメイク版『うる星やつら』第1話。
福井のフジ系列局には「ノイタミナ」枠が無いため、放送翌日からのネット配信で見ることとなりました。

我が家は現在「ネットフリックス」は契約解除中なので「アマゾンプライム」「ディズニープラス」「WOWOWオンデマンド」のいずれかで見ることになります。
今回は最も品質が良さそうな「ディズニープラス」を選択しました。
尚、配信チャンネルにWOWOWチャンネルが含まれていることから、そのうちBSのWOWOWで放送してくれるんじゃないかと期待しています。
私はビデオテープの時代から今のブルーレイ時代まで気に入った作品はその時の記録メディアに保存してコレクションしたがる旧世代の人間ですから(笑)。

オープニングからは「原作準拠」の姿勢が見て取れました。
高橋留美子先生の原作漫画の絵をそのまま動かして見せ、その中から今回のラムちゃんが飛び出してくるという実にストレートな表現です。

あと、オープニングのファーストカットに出てくるレトロゲームの意味は今の子たちに伝わるのですかね?。
あれは原作漫画が始まった昭和53年に大流行した「スペースインベーダー」というゲームです。
あの時代を象徴するゲームと、ラムちゃんたちがインベーダー(侵略者)であることを掛け合わせているのですね。

当時インベーダーゲームは喫茶店のテーブル代わりに奥のほうの席に置かれていました。
たった数分間の興奮と緊張のために、どれだけ多くの中高生がなけなしのお小遣いをあの筐体に貢いだことでしょう。
学校からは早々に「インベーダーゲーム禁止令」が出て、ゲーム機が置かれている店の周辺には地域の青少年補導員がウロウロしていてなんか近寄りがたい雰囲気でした。
もっとも、中学時代の私はオーディオやレコードなど他に欲しいものがあったためゲームにお金を使うことは無かったです。

今回の『うる星やつら』は原作準拠を徹底しています。
例えば、あたるの家のテレビが原作発表当時と同じブラウン管テレビだったのには「なにもそこまでしなくても」と思ったほどです(笑)。

さらに家の電話も黒電話。
もちろんプッシュ式ではなくダイヤル式です。
しかもカバー付き。
無理に令和の世相に変換しようとせず、原作発表時と同じ昭和の時代を再現するというのは、リメイク作品として新しいアプローチだと思います。
ただ、私たちのように当時を知る者にはノスタルジーとして通じますが、今の若い人たちにとっては時代劇に近い感覚になるかも知れません。

放送フォーマットは昔の『うる星やつら』初期と同じく約25分に2話づつ放映しています。
そのため、内心懸念していた水増し感やテンポが悪くなることは一切無かったです。
絵も奇麗で動きも良く、新キャストの声にも特に違和感は感じません。

唯一、旧作のあたる役だった古川登志夫さんが今回父親役で出演していることだけが別の意味で気になった程度です。
古川さんの声だと分かった瞬間からしばらく内容が頭に入ってこなくなりました(笑)。

現代のコンプライアンスに準拠してか、旧作みたいに胸を露骨に見せることはしていません。
でも、そもそも半裸の鬼娘が常に画面に登場するという時点でどこかの頭の固い人たちからセクハラアニメ呼ばわりされそうな気もするのですがね(笑)。

その代わり・・・と言うのも変ですが、ラムちゃんを映すショットにはエロスを感じさせるアングルが多い気がします。
この辺りが昭和と令和の違いということでしょうか?。

オールドファンとしてはまだ若干の不安を感じますが、もうしばらく付き合ってみようと思ってます。
少なくとも面堂やジャリテンなどレギュラーメンバーが出揃ってからが『うる星やつら』の本領発揮だと思いますから。
最後に、これは映画でもアニメでもないですが・・・。

現在、今期のNHK朝ドラ『舞い上がれ!』にハマってます。
ていうか、主人公の子供時代を演じている浅田芭路ちゃんが可愛くて可愛くて仕方ありません。(#^.^#)
相手を思いやる心が人一倍強いがため自分を抑えてしまいがちだった少女が、高畑淳子さん演じるおばあちゃんと生活する中で徐々に明るく前向きに成長していく姿を見るのが毎日の楽しみになっておりました。
でも、子供時代編はもうすぐ終わってしまうらしいので、来週末には確実に芭路ちゃんロスに陥りそうです。
<(_ _)>
今週もお付き合いいただきありがとうございました。
毎週日曜日はこの一週間に観た映像作品を日記代わりに書き留めています。
先週は『パンダコパンダ』、先々週は『宇宙戦艦ヤマト』と、今月は図らずも昭和のアニメ作品ばかりが続きました。
そこで今回開き直りました。
「今月はアニメしか見ないぞ!」・・・と(笑)。
まあ、年に一度くらいこんな月があってもいいかもしれません。
実際のところ今月は仕事のスケジュールが過密気味で、しかも『宇宙戦艦ヤマト』全話見どころ記事も書き進めている最中なので、帰宅後も長編映画を見る時間が取れないのです。
でも1話につき25分程度のTVアニメや1時間未満の中編くらいなら見ることは可能です。

そんなわけで今週はこの3作品です。
10/13(木)
『忍風カムイ外伝』
(ホームシアター:時代劇専門チャンネル録画)

時代劇専門チャンネルで白土三平原作『忍風カムイ外伝』の再放送が始まりました。
毎回録画しておいて時間をみつけては1本づつちまちまと見ております。
(10/16現在第4話まで視聴済み)
初回放映の1969年当時、福井にはまだフジテレビ系列局は無く民放局は日本テレビ系列の一局だけでした。
そのため当時は見ていませんし、仮に見ていたとしてもまだ4~5歳くらいだったので何も理解出来なかったと思います。

中学の時、ようやく『忍風カムイ外伝』が再放送(福井では初放送)されました。
当時は『宇宙戦艦ヤマト』の影響で大人の視聴にも耐え得るアニメに飢えていて、実際、『カムイ外伝』は当時の生ぬるい実写時代劇に比べても遥かに見応えがありました。
ただ、カムイに恋をした漁師の娘が全裸で迫る場面が出てきたとき、たまたま親と一緒だったため流石に気まずい雰囲気になりましたけど(笑)。

今回の放送は初回放映時のスタイルそのままです。
オープニングの前には「♪光る光る東芝~」のあのテーマ曲が流れ、それがそのまま「忍びのテーマ」に変化して最後はまた東芝のテーマ曲に戻ります。
中学時代に見た記憶ではオープニングは前後の東芝部分はカットされていて、唐突に始まって余韻がないまま終わる印象がありました。
あの違和感は前後のスポンサーパートをカットしたためだったのですね。

時代劇専門チャンネルはスカパーセレクト5の一つとして契約しています。
当初セレクト5の5つ目としてアニメックスを契約していました、利用回数がゼロに近かったため変更しました。
その代わりとして時代劇専門チャンネルを選んだのは、4Kリマスター版『大魔神』シリーズや『戦国自衛隊』が放送されたからですが、それでもセレクト5の中では最も利用頻度が低いチャンネルでした。
しかし、今回の『カムイ外伝』の放送でようやくその存在意義が発動されることになりました。
今回の放送はオリジナル(に近い)バーションらしく、フィルムのレストアも良好で画質も音質もとても良いです。
最終回まで見終わったらBD-Rに永久保存すること確定です。
10/13(木)
『タイガーマスク ふく面リーグ戦』🈠
(ホームシアター:東映チャンネル録画)

『タイガーマスク』は、放映当時TV局数が少なかった(というより当時民放は1局しか無かった)福井でも毎週リアルタイムで見られる数少ないアニメの一つでした。
劇場版『タイガーマスク ふく面リーグ戦』はTVシリーズ終了後に「東映まんがまつり」の一遍として4話連続ものを1時間弱に再編集したものです。
先日亡くなられたアントニオ猪木さんに因んでこのアニメを放送したわけではないでしょうが、猪木さんが活躍されたプロレスブーム全盛期に作られたこのアニメを見ながら私も(特にプロレス好きではなかったですが)猪木さんを偲ぼうと考えておりました。
といっても、この作品で活躍する実在レスラーはジャイアント馬場さんだけで、猪木さんはタイガーの覆面リーグ参加に怒ってすぐに袂を分かってしまうのですが・・・。

オープニングとエンディングの映像は当時のTV版そのままです。
有名な「虎だ、お前は虎になるのだ!」のセリフから始まるオープニングからは制作当時のプロレスブーム全盛期の様相を窺い知ることが出来ます。

プロレス試合会場にあれだけ観客が詰めかけたり、TVの前に皆が集まって子供たちが贔屓のレスラーを夢中で応援するなんて光景は今の時代ではなかなか見られないものです。
現在のスポーツ界でスタジアムやTVの前にあれだけ人を集められるのは大谷翔平選手くらいですかね。

華やかなオープニングとは打って変わって、エンディングでは少年時代の伊達直人が戦争で焼け野原となった街をさまよい歩く姿が描かれます。
アニメ『タイガーマスク』が作られたのは1969年から1971年にかけての2年間。
終戦からまだ四半世紀しか経っていない頃なので、伊達直人が元・戦災孤児であったことは間違いありません。
もちろん当時保育園児だった私にそんな事は分かるはずありませんが、あの画のインパクトから直人がいかに悲惨な幼少時代を過ごしてきたかくらいは感じとっていました。

そのためか私はタイガーマスクに感情移入することはせず、タイガーマスクごっこにもほとんど参加しませんでした。
どちらかといえば、タイガーマスク(伊達直人)に優しくしてもらえる健太やちびっこハウスの子たちの視点で見ていたように思います。

中学時代に再放送されたとき改めて全話通して見ましたが、あの最終回には思わず身ぶるいしました。
リング上でマスクを剥ぎ取られて正体を露わにされた伊達直人は「虎の穴からもらったものを全て叩き返してやる!」と反則技の限りを尽くし最後は本当に相手を殺してしまいます。
そこにはもう「キザ兄ちゃん」と子供たちに親しまれた男の姿はありません。
伊達直人はなんとか生き延びたものの、彼にとって人生の全てだったタイガーマスクとしての栄光と子供たちからの信頼は完全に失いました。


対して、原作漫画の伊達直人は子供を助けるためトラックに撥ねられて死亡しますが、死の直前タイガーのマスクを川に捨てて自分の正体を隠し通します。
直人は不慮の死を遂げたものの、タイガーマスクとしての栄誉と子供たちの憧れは守られたのです。
アニメ版が漫画連載終了より先にあの最終回を描いてみせたことで、漫画版はあえて正反対の終わり方を選択したのかも知れません。
10/1(金)
『うる星やつら(リメイク版第1話)』🈠
(ホームシアター:ディズニープラス)

期待半分、不安半分で見たリメイク版『うる星やつら』第1話。
福井のフジ系列局には「ノイタミナ」枠が無いため、放送翌日からのネット配信で見ることとなりました。

我が家は現在「ネットフリックス」は契約解除中なので「アマゾンプライム」「ディズニープラス」「WOWOWオンデマンド」のいずれかで見ることになります。
今回は最も品質が良さそうな「ディズニープラス」を選択しました。
尚、配信チャンネルにWOWOWチャンネルが含まれていることから、そのうちBSのWOWOWで放送してくれるんじゃないかと期待しています。
私はビデオテープの時代から今のブルーレイ時代まで気に入った作品はその時の記録メディアに保存してコレクションしたがる旧世代の人間ですから(笑)。

オープニングからは「原作準拠」の姿勢が見て取れました。
高橋留美子先生の原作漫画の絵をそのまま動かして見せ、その中から今回のラムちゃんが飛び出してくるという実にストレートな表現です。

あと、オープニングのファーストカットに出てくるレトロゲームの意味は今の子たちに伝わるのですかね?。
あれは原作漫画が始まった昭和53年に大流行した「スペースインベーダー」というゲームです。
あの時代を象徴するゲームと、ラムちゃんたちがインベーダー(侵略者)であることを掛け合わせているのですね。

当時インベーダーゲームは喫茶店のテーブル代わりに奥のほうの席に置かれていました。
たった数分間の興奮と緊張のために、どれだけ多くの中高生がなけなしのお小遣いをあの筐体に貢いだことでしょう。
学校からは早々に「インベーダーゲーム禁止令」が出て、ゲーム機が置かれている店の周辺には地域の青少年補導員がウロウロしていてなんか近寄りがたい雰囲気でした。
もっとも、中学時代の私はオーディオやレコードなど他に欲しいものがあったためゲームにお金を使うことは無かったです。

今回の『うる星やつら』は原作準拠を徹底しています。
例えば、あたるの家のテレビが原作発表当時と同じブラウン管テレビだったのには「なにもそこまでしなくても」と思ったほどです(笑)。

さらに家の電話も黒電話。
もちろんプッシュ式ではなくダイヤル式です。
しかもカバー付き。
無理に令和の世相に変換しようとせず、原作発表時と同じ昭和の時代を再現するというのは、リメイク作品として新しいアプローチだと思います。
ただ、私たちのように当時を知る者にはノスタルジーとして通じますが、今の若い人たちにとっては時代劇に近い感覚になるかも知れません。

放送フォーマットは昔の『うる星やつら』初期と同じく約25分に2話づつ放映しています。
そのため、内心懸念していた水増し感やテンポが悪くなることは一切無かったです。
絵も奇麗で動きも良く、新キャストの声にも特に違和感は感じません。

唯一、旧作のあたる役だった古川登志夫さんが今回父親役で出演していることだけが別の意味で気になった程度です。
古川さんの声だと分かった瞬間からしばらく内容が頭に入ってこなくなりました(笑)。

現代のコンプライアンスに準拠してか、旧作みたいに胸を露骨に見せることはしていません。
でも、そもそも半裸の鬼娘が常に画面に登場するという時点でどこかの頭の固い人たちからセクハラアニメ呼ばわりされそうな気もするのですがね(笑)。

その代わり・・・と言うのも変ですが、ラムちゃんを映すショットにはエロスを感じさせるアングルが多い気がします。
この辺りが昭和と令和の違いということでしょうか?。

オールドファンとしてはまだ若干の不安を感じますが、もうしばらく付き合ってみようと思ってます。
少なくとも面堂やジャリテンなどレギュラーメンバーが出揃ってからが『うる星やつら』の本領発揮だと思いますから。
最後に、これは映画でもアニメでもないですが・・・。

現在、今期のNHK朝ドラ『舞い上がれ!』にハマってます。
ていうか、主人公の子供時代を演じている浅田芭路ちゃんが可愛くて可愛くて仕方ありません。(#^.^#)
相手を思いやる心が人一倍強いがため自分を抑えてしまいがちだった少女が、高畑淳子さん演じるおばあちゃんと生活する中で徐々に明るく前向きに成長していく姿を見るのが毎日の楽しみになっておりました。
でも、子供時代編はもうすぐ終わってしまうらしいので、来週末には確実に芭路ちゃんロスに陥りそうです。
<(_ _)>
今週もお付き合いいただきありがとうございました。
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