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映画と日常

『宇宙戦艦ヤマト』第一作 私的全話見どころ紹介(第14話~第20話)

トガジンです。

#14-#20
『宇宙戦艦ヤマト』TVシリーズ第一作全話見どころ紹介記事第3弾。
今回はシリーズ後半戦、第14話からクライマックス直前の第20話までの7本です。
どれも一話完結エピソードで、派手な戦闘シーンやあっと驚くSF設定は少なめなため前半のような新鮮な驚きは少ないです。
地味な話が多いことと、17話以降は母と祖母が交通事故で入院して叔父夫婦の家に預けられるという特殊な状況に置かれたこともあり、初放映時の記憶よりも再放送の時の印象の方が強いです。



第14話「銀河の試練!!西暦2200年の発進!!」 
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宇宙の難所:オクトパス星団の嵐に掴まり何週間も足止めを喰っているヤマト。
艦内では当然ながら乗組員たちの苛立ちと不安が爆発寸前になっていました。

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この回は航海長であり古代の親友でもある島大介にフォーカスが当たります。
海峡の存在を信じて嵐が止むのを待つ決定をした島も流石に弱気になっていました。
その島をさりげなく励ます生活班長の森雪。

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実は私、この回の森雪が一番好きなのですよ。
全乗組員のメンタルに気を配り、危うい兆候が感じられる者にはさりげなく声をかけて前向きな気持ちになるようサポートする優秀なカウンセラーです。
それだけでなく、男なら誰でも惚れてしまいそうな母性を感じさせてくれる、まさに「ヤマトのお袋さん的存在」です。

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この回の雪の魅力は優しさだけではありません。
まだ18歳の古代と島に見せるお姉さん的な強さもたまりません。

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強硬突破を主張する古代と慎重派の島がいよいよ取っ組み合いの大ケンカを始めたとき、「おやめなさい!」と一喝して二人を正気に戻らせる気の強さもまた雪の魅力です。
でも、中学時代に私と同じアニメ・特撮好きの親友T君にこの話をしたら、やはり「変態かお前?」と一笑に付されました。

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私の性癖(笑)と関係あるかどうかは別として、女性としての”大らかさ”と”強さ”を併せ持つこの回の森雪が私にとって最高のアニメヒロインであることに間違いはありません。

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あと、実はこの回には非常に重要な要素が含まれています。
機関部員の藪が、遅々として進まないヤマトの航海に対する疑問と不安を徳川機関長に対して初めて吐露するのです。
藪の不安は徐々に増大していき、やがて25話のイスカンダルでの造反に繋がります。
森雪のメンタルサポートも藪の心の闇にまでは手が回らなかったということでしょうか?。




第15話「必死の逃亡!!異次元のヤマト」 
マゼラニックストリーム
私たちの銀河系と大マゼラン星雲は大昔からそれぞれ大きく移動しており、一度両星雲が互いに接触したことがあるそうです。
そのとき銀河系から大マゼラン星雲へ繋がって出来たのがマゼラニックストリームと呼ばれる中性水素気流です。

このマゼラニックストリームが発見されたのは1972年、つまり『宇宙戦艦ヤマト』初放映のわずか2年前です。
ストーリー原案を作っただけでなく様々なSF設定を『ヤマト』に持ち込んだ豊田有恒先生は、この回でも最新の宇宙科学論を分かりやすく盛り込んでくれていました。

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ヤマトはワープ明けでそのマゼラニックストリームに入り込んでしまいます。
宇宙の難所で足止めを食うという点は前回のオクトパス星団の話と似ていますが、今回はそれと同時に異次元空間にも入り込んでしまうという二重の災難に陥りました。

おそらく、当初予定されていた全39話編成のときにはマゼラニックストリームと次元断層はそれぞれ別のエピソードとして用意されていたものと思われます。
しかし、全26話編成に短縮されたことにより、よく似た二つの話をドッキングさせて脚本化したのでしょう。

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そのため、二つのSF設定がどちらも中途半端なまま終わってしまったのが実に勿体ないです。
私としては、次元断層の話は捨ててマゼラニックストリームについてしっかり描いたほうが、後でイスカンダルと地球の関係性について話を大きく膨らませることが出来ただろうと思うのですがね。
たとえば、銀河系とマゼラン星雲が最接近したときにイスカンダルから移住した人たちが今の地球人だったとか。
そうすれば、イスカンダル人と地球人が良く似た種族で言語にも共通性があることの説明もつきますし、イスカンダル人と同族のガミラスが地球を移住先に選んだ理由付けにもなります。

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13話でヤマト討伐の任に着いたドメル将軍は、この異次元断層での演習中に初めてヤマトに遭遇します。
しかし、沖田艦長は無駄な戦闘を避けて「敵艦が入ってきたのなら出口は必ずある!」とひたすら逃げるのみ。
その行動を見たドメルはヤマトの指揮官が只者ではないことを見抜きます。

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この回で初めてヤマトに遭遇したドメル将軍は、帰還後当日の日記に「ヤマトあなどりがたし」と書き記します。
ドメルがヤマト(沖田艦長)の裁量を認めたことが分かる重要なシーンでした。
このため第20話ではバラン星基地ごとヤマトを潰すという大掛かりな作戦を敢行することになり、更にはヤマトに直接対決を申し入れて七色星団での決戦に挑むことになります。
劇場版ではこの場面がカットされてしまったため、ヤマト討伐の任を受けたドメルが(相手の力も知らないまま)いきなり決闘状を送り付けるというマヌケな奴に見えてしまいます。

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この回で残念だったのは、結局時間が無くなって最後はスターシアの助力によって脱出に成功するという他力本願的な終わり方をしたことです。

この点では、リメイク版『2199』の異次元断層からの脱出方法のほうが理に適っていて、しかもヤマト側とガミラス側の両方の人間ドラマが錯綜するという見事な展開を見せてくれてました。
オールドファンからは批判されることが多いリメイク版ですが、私はオリジナル版をよく研究して最大のリスペクトを持って再構築した最良に近いリメイクだったと高く評価しています。
(唯一、森雪の記憶喪失だけは余計だったと思ってます。)




第16話「ビーメラ星、地下牢の死刑囚!!」 
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この回からヤマトのアニメーション用キャラクター設定書を描いた岡迫宜弘さんが作画監督ローテーションに加入します。
キャラクターデザイナー(ヤマトの場合は松本零士先生の原案のクリーンアップ)ということはつまり総作画監督です。
当然、第1話の作画監督は岡迫さんが担当するはずでしたが、直前に体調を崩されたとかで急遽芦田豊雄さんが繰り上げで担当することになったそうです。
病気が癒えた岡迫さんはこの第16話から参入しますが、さすがは本来のチーフアニメーターらしく古代も雪も沖田艦長もそしてアナライザーまで全員今までにない生活感のある動きや表情を見せてくれます。

Y16 アナライザーのスカートめくり
そして『宇宙戦艦ヤマト』第16話といえば、なんといってもアナライザーのスカートめくりであります。

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しかも、雪自身がアナライザーの所業を艦長に直訴しながらつい夢中になって思わず自分の手でめくりあげてしまうという二段構えのサービスシーン!。

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つい「そういうクセは取り除かないほうがいいと思うが・・・」と本音が出かけて「うぉっほん、いやそのなんだ。」と誤魔化す艦長は歴戦の勇士といえどもやはり男でした(笑)。

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この一連のサービスシーン。
私も中学生の頃は(一応正常な男子ですので)再放送のたびに喜んで見てました。
それこそ拍手喝采する古代たちのように・・・。

でも、大学に進んで好きな女性(ひと)が出来、お付き合いしたり結婚を夢想したりするようになるとこの場面の見え方が大きく変化していきました。

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大勢の男性たちの面前でスカートをめくり上げられるという女性として耐えがたい恥辱を受けた森雪。
しかも、そのドレス姿は男性乗組員たちを楽しませようと生活班長として彼女なりに考えたレクリエーションの一つだったはずです。
アナライザーの行動はもちろんのこと、それを拍手喝采して喜んでみせた古代たちのリアクションは彼女の気持ちを酷く傷つけたに違いありません。
完全なセクハラです。
リメイク版『宇宙戦艦ヤマト2199』では流石にこのアナライザーの悪癖は削除されていました。

とは言いつつも・・・。

(田中圭一『宇宙戦艦ヤマト2199薄い本』より)
真田さん、僕たちは今・・・
こんなパロディ漫画に思わず拍手喝采してしまう自分がいることもまた事実であります(汗)。

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スカートめくり2連発に目を奪われがちですが(汗)、この回の本質は別のところにあります。
地球によく似た環境の惑星ビーメラに食料補給のため降下した雪とアナライザーは、ビーメラの原住民に捕縛されてしまいます。
どうやらガミラス人と間違えられていて、交渉の道具(人質)に使われるらしいことが分かります。

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この回のメインストーリーは、ガミラスに実質支配されている惑星ビーメラの人々の反乱です。
これは現代の国際社会も常に抱えている問題でありその縮図です。
大国が自分たちが欲しい資源や有利な地理を有する小国に自分たちの意のままになる傀儡政権を打ち立て事実上支配する。
日本もかつては中国内に満洲国なるものを勝手に建国し、傀儡君主として昔の皇帝を担ぎ出して実質支配した時代がありました。
『宇宙戦艦ヤマト』には戦前・戦中を知るスタッフが多かったことから、ビーメラのモデルは満州国なのかも知れません。
昔も今も、そして地球も宇宙の彼方の星々でもやってることは皆同じという事ですかね。

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もう一つの大きなポイントは「A.I.(アナライザー)と人間(森雪)は愛し合えるのか?」という点です。
人工知能が人間の能力を超えるとされるシンギュラリティ・ポイント(2045年)をとっくに過ぎた2200年のお話ですから、もし地球がガミラスの攻撃を受けておらす平和な世界のままだったとしたら、アナライザーのような高性能なA.I.ロボットが人間に恋するという事例が生じていたとしても不思議はありません。

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TV版一作目のアナライザーは人間と変わらない感情を持っていて、雪に対してちょっかい出してばかりいるのも男の子が好きな女の子にイタズラしたがるのに似た行動に過ぎません。
アナライザーは加藤の「雪とキスしたくなったらやるのか?」という問いに「ヤル!、キスダロウトソノ先ダロウト・・・」と答えて古代を慌てさせました。
しかし、ロボットが人間になりたいと願い、改造に改造を重ねて人権を獲得し、最後は愛する人間の女性と結婚して最後まで添い遂げるというSF映画が本当にあるのです。

『アンドリューNDR114』
アイザック・アシモフ原作、クリス・コロンバス監督、ロビン・ウィリアムズ主演の『アンドリューNDR114』という作品です。
初めてこの映画を見たとき、私にとって「自我を持つロボット」の原体験であるアナライザーのことが思い出されて仕方なかったです。




第17話「突撃!!バラノドン特攻隊」 
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先々週の記事「初放送時の思い出」にも書きましたが、この回の初放送時は母と祖母が交通事故で入院した直後だったため、私も妹もテレビどころではなくなっていて事故後一週間ほどはアニメも特撮も何ひとつ見ていません。
そのためこの第17話も初回放映時は見ていませんでした。

初めて見たのは、数年後の再放送のときです。
その時思ったことは、「当時はこの回を見られなくてかえって良かったのかも知れない」ということでした。

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なぜなら、この回には沖田艦長の手術シーンが描かれているからです。
しかも、失敗したら艦長の命は危ういという切羽詰まった状況!。

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祖母がまだ生死の境を彷徨っているというときにこんな話を見てしまったら、流石の私もメンタルが参ってしまってその後『ヤマト』を見る事をやめてしまったかも知れません。
今でもこの回を見るたび、「おばあちゃんが死んじゃったらどうしよう?」というあの時の不安な気持ちが蘇ることがあります。




第18話「浮かぶ要塞島!!たった二人の決死隊!!」 
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祖母が無事意識を取り戻してリハビリ次第では夏か秋には退院出来るだろうと分かった途端、現金なもので私たち兄妹も再び毎日のテレビ番組を気にするようになりましたが、そこには思わぬ落とし穴がありました。

白黒テレビ(イメージ)
当時まだ小学四年生だった私と一年生の妹は、母が退院するまでは母の弟である叔父の家に預けられていました。
ところが、叔父は普段ニュースと野球と相撲くらいしか見ない人だったため、叔父宅のテレビはまだ白黒だったのです。
しかし、私と妹は立場もわきまえず「カラーテレビじゃなきゃ嫌だ」と駄々をこねたため、父と叔父は実家の小さいほうのカラーテレビを叔父宅に持ち込んでくれました。。
今でも叔父叔母に対しては本当に申し訳なく恥ずかしい気持ちでいっぱいです。

しかし、そのせっかくのカラーテレビも日曜夜7時半は妹が『フランダースの犬』を見るのに使うため、結局私は18話以後の『ヤマト』は白黒テレビで見ることになりました。
母が退院して実家に戻り、以前のように『ヤマト』をカラーテレビで見られるようになったのは第23話からです。

Y18 09
真田技師長が実は古代の兄:守と親友だったという事実が明かされ、真田さんの人間味と秘密が描かれる回です。
第11話で酔っぱらったアナライザーに冷や冷やする表情を見せるなどすでに初期の朴念仁的イメージは払拭されていましたが、この回で古代の兄貴分的なポジションが確立されました。

Y18 05
もう一つ、真田には秘密がありました。
子供の頃の事故で姉を失い、自分自身も大ケガをしたのです。

リアルタイムで見ていたとき、私は「事故」という言葉に対してかなりナーバスになっていました。
真田の口からこの言葉が出た途端、内容が頭に入ってこなくなって病院にいる母と祖母のことばかり考えてしまったことが思い出されます。

Y18 08
その事故で手足を失った真田の手足は義手義足であり、しかもその中には爆弾が仕込まれていました。
トカゲのように四肢を切り離し、敵の自動要塞爆破に成功します。

しかし、真田さんが義手義足であるという設定はパート2以降は一切出てきません。
真田さん、『さらば~』のときどうして彗星帝国内でそれ使わなかったの?。



第19話「宇宙の望郷!!母の涙は我が涙」
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この回の主役は相原義一通信士。
第一シリーズで古代や真田などメインクルー以外で単独主役回があるのは相原だけです。
そのせいか、相原は続編でも重要かつ印象的な役割を担うことが多くなり、TV版パートⅢでは藤堂長官の孫娘と恋愛関係になるという大出世コースを歩むことになります(笑)。

おそらく当初予定の全39話で構成されていた頃には、他の太田や南部や加藤たちにも主役回が用意されていたのかも知れません。
その中から相原のストーリーが選ばれたのは、もしかすると声優さん絡みだったのではないか?と考えています。

Y19 06
実は相原役を演じた野村信次さんは、最初は島大介役としての出演が決まっていました。
実際に第1話には島役で出演していましたが、完成後に古代役の富山敬さんと声質が似ているため区別が付きにくいという理由で島役は急遽仲村秀世さんに交代することになったのです。
(野村さんが島役を演じたNG版第1話はブルーレイBOXの特典ディスクで見ることが出来ます)
そんな事情で準主役から脇役に回されてしまった野村さんに申し訳なく思って、相原の主役回が用意されたのではないかと想像しています。

Y19 09
何故か数万光年も離れた地球と突然通信が繋がり、それをいち早く知った相原通信士は故郷の惨状と父親の死を目の当たりにしてしまいます。
ホームシックのあまり錯乱した相原は宇宙遊泳でヤマトを飛び出しますが、突然の通信回復はガミラスがヤマトの後方に配置した通信リレー衛星が原因だったことに気付きます。

Y19 05
小学生の頃にリアルタイム(ただし白黒)で見ていたはずですが、全く記憶に残っていないエピソードの一つでした。
中学時代のヤマトブーム時に見返した時も「地味でつまらないハズレ回」という印象は変わらなかったです。

Y19 03
中学時代の私にとって、この回の唯一の見どころは森雪のネグリジェ姿でした。
おいおい、いつもそんな恰好で寝てんのか?。
しかもノーブラで黒い下着丸見えのシースルーに何も羽織らず、自分以外若い男だらけの艦内へのこのこ出てくるとは!?。
狼の群れの中に子羊が自ら飛び込むようなものです。

Y19 04
古代もビックリしてましたが、彼が驚いたのは相原脱走の報告ではなく森雪の恰好のほうだったに違いありません(笑)。

Y19 12
しかし、映画でもアニメでも高校・大学と年を重ねて知識が増えるとともに見え方も大きく変わってくるものです。
昭和49年制作という時代性を加味して見直すと、このストーリーからも昭和ひとケタ生まれの制作者の記憶が垣間見えてくるのです。

伝単
この回のドメルの作戦は、太平洋戦争末期にアメリカが日本に対して用いた「伝単」が元ネタではないかと思われます。
伝単とは飛行機で相手国民の頭上からばらまくビラのことで、そこには兵士の戦意を削いたり一般国民に厭戦気分を抱かせるための文章や絵が書かれたものです。
ヤマトと地球の通信を回復させ、乗組員たちに望郷の念を抱かせて戦意喪失させたりチームワークを乱すというドメルの作戦には「伝単」に通じるものを感じます。

昭和49年制作のオリジナル『宇宙戦艦ヤマト』のメインスタッフには戦前生まれの人も大勢参加していました。
中には終戦当時に古代進と同年齢だったという元軍国少年もいたくらいです。
そうした人たちは伝単などのアメリカや連合軍の作戦行動を覚えていて、その記憶を作品に反映させているのかも知れません。



第20話「バラン星に太陽が落下する日!!」
Y20 03
この回についてはあまり面白味を感じません。
なぜならば、この回の古代があまりにもお利口さん過ぎるからです(笑)。

Y20 05
古代は最初にバラン星をパトロールした時点で、バランの太陽が人工太陽であることを見抜いていました。
思った通り、ヤマトに向かって降下してくる人工太陽。
それでも、あと数秒の差で衝突は免れないという絶体絶命の大ピンチ!。

Y20 04
しかし、ドメルを快く思わない副官ゲールの密告によってガミラス本国から作戦中止命令が出てしまい、その僅かなスキをついてヤマトは波動砲で人工太陽を撃破。
ガミラスは地球侵略最重要点であるバラン星基地を無駄に失うことになりました。

小学生の時は小さな白黒テレビで見ていたため迫力が今一つ伝わって来ず、中学生になって再放送で見たときには伏線が分かりやす過ぎて予定調和的に見えてしまいました。

Y20 02
この回の最も大事な部分は、ラストシーンです。
古代の機転と行動力を認めた沖田艦長は、病床の自分の補佐役として古代を艦長代理に任命します。

・・・と言っても、次のドメル艦隊との決戦(21話、22話)ではやはり沖田艦長自らが指揮を執るため、古代は艦長代理としてではなく戦闘隊長としての活躍しかしていません。
古代の艦長代理任命は23話の冒頭でも良かったんじゃないかという気がします(笑)。




今週は第20話までで区切りとします。
残るは6話!。
次回で最後ということで、松本零士先生の漫画版や各種小説版についても少し触れて終わりにしようと考えています。

Y23 01 佐渡先生の訓示
今は佐渡先生の「百里の道を行くときは九十九里をもって半ばとせよ」(第24話)との言葉を肝に銘じて書いております。


長文にお付き合いいただきありがとうございました。
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COMMENTS

2 Comments

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へろん  

まいどです。
こうして拝読していると細かいところをずいぶん忘れてるなあ、とファンとしてはお恥ずかしい限り(^^;)

>イスカンダルから移住した人たちが今の地球人
ヤマトシリーズではすべての異星人が似通っていて子供までできる(!)のですから、共通の祖先がいたということで間違いないでしょうね。うろ覚えですが、アクエリアスのあたりでそんな設定なかったでしたっけ? 違ってたらすみません m(_ _)m
異星人がいるか実際は分かりませんが、同祖でもいいから他にもいてほしいものです。侵略されたら困るけど……。

>そういうクセは取り除かないほうがいいと思うが・・・
うん。(爆)

>自我を持つロボット
鉄腕アトムなどを見慣れていると、それよりさらに進んだ時代なら、見た目もアナライザーよりもっと人間に近いロボットがいても良いのに、と思ったことがあります。しかしもしかしたら、ヤマト以前の時代に人間に似すぎたロボットが造られて、いろいろ問題が生じてアナライザータイプに落ち着いたんじゃないか、なんて考えてみたり……。

2022/10/30 (Sun) 11:17 | EDIT | REPLY |   

トガジン  

へろんさん、コメントありがとうございます。

>アクエリアスのあたりでそんな設定なかったでしたっけ? 

あ、そういえば『完結編』で敵の大親分が長々とセリフで説明してましたっけ。
私、一作目以外はほとんど見返すことがないことと、『完結編』は佐渡先生の誤診のお詫びシーンからあとは内容が頭に入ってこなくなるので完全に忘れてました(笑)。
2~3年前BSかCSで全作品放送したとき『完結編』も観たはずなんですがね~。

>ヤマト以前の時代に人間に似すぎたロボットが造られて、いろいろ問題が生じてアナライザータイプに落ち着いたんじゃないか、

あ?、それありそうですね!。
『エイリアン』のアッシュみたいなのが『ヤマト』の世界でも過去にいたのかも?。

あんまり人間に似ていても体液が白いとか表情が不気味だと長期間一緒に過ごすには不向きな気がします。
それに任務(プログラム)に忠実過ぎて人間を犠牲にすることもいとわないとなると逆に怖い存在ですし・・・。

そう考えると、TV版一作目のアナライザーは動くコンピューター端末としてはもちろんのこと、お茶目でエッチでお酒もいけるという長旅の仲間として最高の奴かも知れませんね。

2022/10/30 (Sun) 13:24 | EDIT | REPLY |   

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