2022年(令和4年)あれこれ
CATEGORY映画全般
トガジンです。

2022年も残すところあと1日。
この一年間で個人的に印象深かった映像関係の出来事をざっくり振り返ってみました。
【1月】
メインPCのモニターをウルトラワイドタイプに買い替え

長年愛用してきた27インチモニター(16:9)の調子が悪くなったため、かねてから興味があった21:9ウルトラワイド湾曲型モニターに買い替えました。

これにより仕事で使う映像編集ソフト「EDIUS」も画面を広々と使えるようになったことで効率アップに貢献してくれています。
逆に、ウルトラワイドのままだとブログやメールを書くだけの場合画面の余白が多すぎて目が疲れるためノートパソコンを使うことが多くなりました。

あと、湾曲型ウルトラワイドにして良かったと思ったのは、シネスコサイズの映画を至近距離で見たとき平面パネルに比べて圧倒的な没入感をもたらしてくれることです。
従来のブルーレイは再生ソフトで拡大することで画面いっぱいに映し出せますし、NETFLIX/PRIME VIDEO/ディズニー+など配信サービスでは最初からシネスコサイズの映像データを配信しているらしく、何も操作しなくても画面いっぱいに映し出してくれます。
(最近見た中では『シン・ウルトラマン』がそうでした)
我が家のホームシアターのメインがプロジェクターであることに変わりはないですが、2回目・3回目の視聴にはPCとこのモニターを使うことが増えそうです。
>ウルトラワイド!(2022/1/26)
【5月】
山崎貴監督の『ゴジラ』最新作にエキストラ参加

東宝が制作する山崎貴監督の『超大作怪獣映画』(仮題)のエキストラ募集に当選しました。
私的にはこれが今年一番のトピックだったと思ってます。

撮影日は5月10日。
場所は長野県岡谷市。
そして、集合時間は朝6時!。
福井から長野までは車で5時間近くかかるため前日から長野入りすることにいました。

長野入りした日はご覧の通りザーザー降りの雨天でしたが・・・。

撮影当日は映画ロケ日和な快晴でした。
現場はこの写真中央に映っている昭和期の建物ですが、撮影自体は中で行われたため天気はあまり関係なかったです(笑)。
それでも、余計な音が入らないように周辺の道路を封鎖しての本格的な撮影でした。
撮影内容についてはまだ何も書けませんが、主演のKさんも登場する結構大事なシーンだったように思います。
また、私が演じた役柄についても書くわけにいきませんが、カメラとの位置関係を考えると結構映っているんじゃないかと自負しています。
怪獣映画のエキストラということで、この日ご一緒した男性陣はほとんどが私と同年配の人ばかりでした。
やっぱり怪獣映画好きな人ばかりで、現場ではもちろん衣装合わせや準備時間や昼食時には、この映画の予想や過去のゴジラ映画や(当時公開間近だった)『シン・ウルトラマン』など怪獣映画の話で大いに盛り上がりました。
午前中のみの短い間でしたが、同じ映画のために協力し合った戦友たち。
別れるときは本当に名残惜しかったですが、画面の中で彼らと再会出来る日を今から楽しみにしております。

そして11月3日。
「ゴジラフェス2022」において、「超大作怪獣映画(仮題)」の正体が『ゴジラ』最新作であることが正式発表されました。
でも、実は私たち参加者は撮影当日の俳優さんのセリフの中に「大戸島」の名が出たことでもう分かっておりましたが・・・(笑)。
>一期一会の戦友たち(2022/5/12)
【5月】
『シン・ウルトラマン』公開

長野での『ゴジラ』エキストラ仲間との間でも話題に上がった『シン・ウルトラマン』。
567禍の影響で長らく公開延期されていましたが、今年5月にようやく上映開始されました。
私は計3回映画館に見に行っています。

3回目は初めてイオンシネマのコンフォートシートを利用してみました。
これはスクリーンの真下に並んだシートに寝た状態で見るというものです。
ローアングルが多い『シン・ウルトラマン』にはよく合っていたと思います。
>週刊映画鑑賞記(2022.5/16~2022.5/22)
>週刊映画鑑賞記(2022.5/30~2022.6/5)
【5月】
藤井道人監督作品『ヴィレッジ』にエキストラ出演

5月は仕事も趣味も大忙しでした(笑)。
21日にはもう一本、藤井道人監督の作品にもエキストラ参加させていただけることになりました。
ただし、場所は京都の亀岡市。
集合時間は朝6時半!。

こちらも『ゴジラ』と同じく当日入りは絶対不可能なので、前日のうちに京都入りして亀岡IC近くの道の駅で車中泊しました。
前日の仕事が終わってすぐ京都へ向って車中泊という強行スケジュールでしたが、好きでやってることなので「シンドイ」とか「やめとけばよかった」なんてことは全然思わなかったです。

映画のタイトルは『ビレッジ』。
主演は今が旬の横浜流星さん。
助監督さんの話を総合すると、どうやら部落差別問題を下敷きにしたサスペンスものらしいです。
私の役は殺人現場に取材に来たTV局のカメラマン役でした。
・・・って、それ私の本職なんですけど(笑)。

出番は少なく、多分後ろ姿くらいしか映らないとは思いますが、この現場に参加したことが2ヶ月後の意外な出会い(再会)に繋がることになりました。
7月に地元福井で行われた映画撮影の現場で、この日の『ヴィレッジ』でご一緒した人たち数人と再会したのです。
>週刊映画鑑賞記(2022.5/16~2022.5/22)
【7月】
オール福井ロケ映画にエキストラ出演

福井出身の新人監督が自身の初監督作品として福井を舞台としたオリジナル作品を全編福井ロケで撮ることになり、私もその撮影にエキストラとして3度参加させていただきました。
『ゴジラ』の長野や『ヴィレッジ』の京都と違って、今回は地元ですから少々朝が早くても余裕です(笑)。

最初に参加した撮影は福井市繁華街で何かの事件が起こり、建物と周辺の道路が封鎖されているところに通りがかったサラリーマンの役でした。
このとき、名古屋から来ているというベテランのエキストラさんと仲良くなって、お互いに今まで参加した作品の話をしたりその時の写真を見せ合ったりして撮影時もほとんど一緒に行動しておりました。
私はスーツ姿にパソコンが入ったバッグを持って、道をせき止めている警官や刑事に「うちの会社すぐそこなんや、通らせろ!。」といちゃもん付けるおっさんを演じておりました。
ところが、その刑事役の一人が空き時間に私に声をかけてきたのです。
「前にもどこかでお会いしましたよね?。」と。
なんとこの人、5月の『ヴィレッジ』ロケのときにも同じ報道関係者役としてご一緒した方でした。

2回目の撮影現場は、我が家からは少し遠い南越前町の河川敷でした。
今回はここで発見された遺体の捜査にやってきた刑事の役です。
このとき、繁華街のロケで再会した刑事役の方と再びご一緒することになり、前回のロケが縁で同じ刑事課の先輩・後輩という関係でコンビを組むことになりました。
本当に慣れている方で、私が毎回違った動きをしてしまうのに対しても全てアドリブ演技で対応してくれました。
よく新人俳優が舞台挨拶などで「ベテランの●●さんが自分の演技を受け止めて助けてくれました」とか言っていた意味が分かったような気がしました。

ただ、このときの撮影現場である南越前町はその数日後に未曽有の豪雨災害に見舞われました。
河川はもちろん周辺の住居にも多大な被害をもたらし、一部の地域では年越しの現在に至るもまだ復興の目途が立っていないところもあります。
あの日のロケには近所に住む人たちも何人か参加されていて心配していたのですが、幸いにもあの時ご一緒した方たちは全員ご無事だったとのことです。
しかし、あのあと同じ場所での追加撮影が予定されていましたが、あそこはもう映画撮影どころではなかったはずです。
撮り切れなかったシーンは、どこか他の場所を福井に見立てて撮影を完了させたのでしょうか?。

3度目は、福井市郊外の公園で夕方から夜間にかけて夏祭りシーンの撮影でした。
この日は主演のKさんも参加しての撮影で、募集人数も250人という大掛かりなものでした。
ただ、実際には100人くらいしか集まらず、細かくカットを割ってエキストラを適時画面内に配置して大勢いるように見せかける撮影をしていました。
そして、この日の撮影でも思わぬ出会いがありました。
まず、集合場所で京都から来たご夫婦と最初に意気投合したのですが、実はこの方は繁華街のシーンにも参加していたのです。
しかも、ご主人のほうはサラリーマン役の私が「そこどけ、通らせろ!」といちゃもんをつけた相手の刑事役だった人でした。
「あ~っ、あの時の刑事さんでしたか!。」とお互い改めて挨拶し合ったのですが、この方とのご縁はそれだけではありませんでした。
この方は5月の『ヴィレッジ』ロケにも警官役で参加されていて、同じ日の同じシークエンスに参加していたことが分かったのです。
更に、その方の友達も着物姿で一緒に参加していて、その人も繁華街のシーンで警官に食って掛かる役を演じていた私のことを覚えてくれていました。
さらに夏祭りのイベント司会者役の女の子が、なんと私がよく出入りさせていただいている会社の新人さんでした。
最初は女優さんだと思って全く気付かなかったのですが、いきなり「Kさん、お疲れ様で~す。」と声をかけられて初めてその子だと分かりました。
この日の撮影は22時終了の予定を大幅にオーバーして深夜2時半までかかってしまいました。
京都から来ていた皆さんはそれから車で帰っていきましたが、無事に帰り付けたか今でも心配だったりします。
>この夏一番の思い出 ~オール福井ロケ映画にエキストラ出演しました!~
【8月】
NETFLIX契約を一時解約

昨年春頃、NETFLIXの契約者数が激減したというニュースがありました。
567禍の影響なのか、はたまたNETFLIXの配信作品自体に魅力が無いからなのかは分かりませんが、私個人としては同じ配信サービスのディズニープラスと比較して非常に割高感があることが原因ではないかと感じていました。
ディズニープラスが月額980円で4K+ドルビーアトモスのフルスペックを楽しめるのに、NETFLIXで同スペックのプレミアムプランは月額1,980円と倍の費用が必要です。
しかも、4Kもアトモスも無いのスタンダードプランでも月額1,490円。
このコストパフォーマンスの悪さから、NETFLIXは一時的に解約してどうしても見たい作品があるときだけ再契約するという方法をとることに決定しました。
解約前の2ヶ月間だけそれまでのスタンダードプランから一時的にプレミアムプランに変更し、4Kやドルビーアトモス仕様で見たいと思っていた作品群をいくつか見まくりました。
そのため7月から8月にかけてはNETFLIXで見た作品が異常に多いです(笑)。

現在NETFLIXは解約中ですが、10ヶ月以内なら契約内容は保持されるので再契約は簡単です。
最近NETFLIXオンリーの見たい作品がいくつか出てきているので、例年仕事がヒマになる(筈の)2月だけNETFLIXプレミアムプランを再開する予定です。
>見せてもらおうか、NETFLIXの真の性能とやらを!(2022/7/6)
>まだだ、まだ終わらんよ!(2022/7/29)
【8月】
『ザ・カゲスター』聖地巡礼

春から東映チャンネルで全話再放送していた1976年制作の特撮番組『ザ・カゲスター』
全34話のうち、23話と25話の後半は当時我が福井県で撮影されたエピソードです。
全話見終わったあと、空いた時間を使って46年前に『カゲスター』ロケが行われた地元の各ポイントを写真付きでレポートしました。
自分にとって最も身近な特撮作品の聖地巡礼ということで、現場を見て回るのも記事を書くのもとても楽しかったです。

「こんな危険なところで撮影していたのか!?」と現地で思わず足がすくんだのがこの場面。
カゲスターの相棒:ベルスターがマントとミニスカートをひるがえしながら戦っているこの場所は・・・。

この矢印の先。
落ちたら絶対ただでは済まないであろう危険極まりない場所でした。
あと、戦闘員役のスタントマンが崖にしがみついたまま動けなくなっていた断崖絶壁とか、迂闊に近づくと祟りがあるという心霊スポットの島など、現地を知る者の目からは実に度胸のある(無謀とも云う)撮影隊だったのだなと感心しました(笑)。

あと、私が子供の頃よく泳ぎに行った岩場の海岸が今も全く変わらない姿でそこにあったのがなんだかとても嬉しかったです。
>福井県限定『ザ・カゲスター』聖地巡礼ガイド(2022/9/1)
【10月~11月】
『宇宙戦艦ヤマト』6週連続特集記事

私がこのブログを立ち上げたときからやりたかった企画のひとつです。
小学4年のとき雑誌で見た『ヤマト』の宣伝記事にビビッと感じて以来、48年間ずっとファンであり続けたアニメ『宇宙戦艦ヤマト』第1作。
放送開始日である10月6日から6週間連続で私の『ヤマト』に対する想いをぶつけてきました。
途中母と祖母の交通事故という辛い思い出も含まれていますが、それもまた『ヤマト』の思い出の一部になっています。
私はかねがね、自分が幼少期に見てきたほとんどの特撮やアニメには作った大人たちの戦争体験が大きく影を落としていることに気付いていました。
『宇宙戦艦ヤマト』はそのタイトルが示すようにその傾向が顕著で、戦前の軍国教育を受けて育った旧世代のスタッフと戦後の平和主義の中で育った戦争を知らない若いスタッフとが互いの価値観を本気でぶつけ合って作っていたことが分かります。
また、アニメだけでなく漫画版や小説版など別のメディアで書かれた『宇宙戦艦ヤマト』についてもまとめたことで、中学生時代の自分というものを再認識した気がします。
>カテゴリー『宇宙戦艦ヤマト』
【2022年統計】
最後に今年観た映画の統計です。
(劇場公開作品にのみ限定)
私が2022年に観た長編映画タイトル総数は104。
(この数字には今朝見てきたばかりの4Kリマスター版『空の大怪獣ラドン』も含まれています)
昨年は103でしたから1ポイントだけ増加です。
このうち初めて見たタイトル数は53。
昨年は43本でしたから自分でもこれは良い傾向だと思います。
次に視聴メディア別に分類してみると・・・。
◆映画館 19
去年の20から微減です。
(この数字には今週見た『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(2回目)と「午前十時の映画祭」の『ラドン』も含まれています。)
結構たくさん劇場で見たように思っていたのですが、ディズニープラスやNETFLIXなどで配信=公開とされていた作品が多かったので思い違いしていたようです。
◆BS/CS放送(4K含む)の視聴タイトル数は53
今年も視聴ソースとしてはBS放送が最も多かったです。
このうち4Kチャンネルで見たものが18タイトルもありました。
2K放送に関しては、東映チャンネルが特に多くて17本もありました。
実写/アニメを問わず自社の旧作を続々4Kリマスター化してくれたのが決め手です。
しかも、今回の統計には加えませんでしたが東映チャンネルではTVシリーズものも数多く見ています。
昨年から再放送していた『マジンガーZ』に『サイボーグ009(白黒版)』『ザ・カゲスター』など、夜間あまり時間が取れない時にはこれらの番組をちまちま見ておりました。
東映チャンネルさんとは当分離れられそうにありません(笑)。
◆ネット配信(NETFLIX/PRIME VIDEO/DISNEY+)で見た長編映画は29。
昨年はたったの6本でしたから大増量です。
これはNETFLIXを一時解約する直前にNETFLIXオリジナル作品を集中的に見まくったことが原因です。
利用頻度が最も高かったのはDISNEY+で、長編映画以外にも『ボバ・フェット』『オビ=ワン・ケノービ』『スター・ウォーズ・ビジョンズ』といったシリーズものも見ていました。
来年は『キャシアン・アンド―』と『マンダロリアン3』が控えていますので、DISNEY+メインは当分続きそうです。
◆ディスクメディア 2
見る機会が大きく減ったのがこの分野で、今年はブルーレイを2枚見たのみです。
しかも、新規購入したのは『王立宇宙軍』UHD-BD盤のみ・・・。
「画質」「音質」「安定性」そして「所有する喜び」の4点からパッケージメディアこそ最高のAVソースであるという思いは今でも揺らいでいませんが、最近は放送や配信で4K画質の映画が手軽に楽しめるようになったことで立場が大きく逆転してきております。
レーザーディスクの時代から私が追い続けてきたパッケージメディアはもはや過去のものとなってしまうのでしょうか。
本年の更新は今回がラストとなります。
一年間御講読いただきありがとうございました。
来年もよろしくお願い申し上げます。

2022年も残すところあと1日。
この一年間で個人的に印象深かった映像関係の出来事をざっくり振り返ってみました。
【1月】
メインPCのモニターをウルトラワイドタイプに買い替え

長年愛用してきた27インチモニター(16:9)の調子が悪くなったため、かねてから興味があった21:9ウルトラワイド湾曲型モニターに買い替えました。

これにより仕事で使う映像編集ソフト「EDIUS」も画面を広々と使えるようになったことで効率アップに貢献してくれています。
逆に、ウルトラワイドのままだとブログやメールを書くだけの場合画面の余白が多すぎて目が疲れるためノートパソコンを使うことが多くなりました。

あと、湾曲型ウルトラワイドにして良かったと思ったのは、シネスコサイズの映画を至近距離で見たとき平面パネルに比べて圧倒的な没入感をもたらしてくれることです。
従来のブルーレイは再生ソフトで拡大することで画面いっぱいに映し出せますし、NETFLIX/PRIME VIDEO/ディズニー+など配信サービスでは最初からシネスコサイズの映像データを配信しているらしく、何も操作しなくても画面いっぱいに映し出してくれます。
(最近見た中では『シン・ウルトラマン』がそうでした)
我が家のホームシアターのメインがプロジェクターであることに変わりはないですが、2回目・3回目の視聴にはPCとこのモニターを使うことが増えそうです。
>ウルトラワイド!(2022/1/26)
【5月】
山崎貴監督の『ゴジラ』最新作にエキストラ参加

東宝が制作する山崎貴監督の『超大作怪獣映画』(仮題)のエキストラ募集に当選しました。
私的にはこれが今年一番のトピックだったと思ってます。

撮影日は5月10日。
場所は長野県岡谷市。
そして、集合時間は朝6時!。
福井から長野までは車で5時間近くかかるため前日から長野入りすることにいました。

長野入りした日はご覧の通りザーザー降りの雨天でしたが・・・。

撮影当日は映画ロケ日和な快晴でした。
現場はこの写真中央に映っている昭和期の建物ですが、撮影自体は中で行われたため天気はあまり関係なかったです(笑)。
それでも、余計な音が入らないように周辺の道路を封鎖しての本格的な撮影でした。
撮影内容についてはまだ何も書けませんが、主演のKさんも登場する結構大事なシーンだったように思います。
また、私が演じた役柄についても書くわけにいきませんが、カメラとの位置関係を考えると結構映っているんじゃないかと自負しています。
怪獣映画のエキストラということで、この日ご一緒した男性陣はほとんどが私と同年配の人ばかりでした。
やっぱり怪獣映画好きな人ばかりで、現場ではもちろん衣装合わせや準備時間や昼食時には、この映画の予想や過去のゴジラ映画や(当時公開間近だった)『シン・ウルトラマン』など怪獣映画の話で大いに盛り上がりました。
午前中のみの短い間でしたが、同じ映画のために協力し合った戦友たち。
別れるときは本当に名残惜しかったですが、画面の中で彼らと再会出来る日を今から楽しみにしております。

そして11月3日。
「ゴジラフェス2022」において、「超大作怪獣映画(仮題)」の正体が『ゴジラ』最新作であることが正式発表されました。
でも、実は私たち参加者は撮影当日の俳優さんのセリフの中に「大戸島」の名が出たことでもう分かっておりましたが・・・(笑)。
>一期一会の戦友たち(2022/5/12)
【5月】
『シン・ウルトラマン』公開

長野での『ゴジラ』エキストラ仲間との間でも話題に上がった『シン・ウルトラマン』。
567禍の影響で長らく公開延期されていましたが、今年5月にようやく上映開始されました。
私は計3回映画館に見に行っています。

3回目は初めてイオンシネマのコンフォートシートを利用してみました。
これはスクリーンの真下に並んだシートに寝た状態で見るというものです。
ローアングルが多い『シン・ウルトラマン』にはよく合っていたと思います。
>週刊映画鑑賞記(2022.5/16~2022.5/22)
>週刊映画鑑賞記(2022.5/30~2022.6/5)
【5月】
藤井道人監督作品『ヴィレッジ』にエキストラ出演

5月は仕事も趣味も大忙しでした(笑)。
21日にはもう一本、藤井道人監督の作品にもエキストラ参加させていただけることになりました。
ただし、場所は京都の亀岡市。
集合時間は朝6時半!。

こちらも『ゴジラ』と同じく当日入りは絶対不可能なので、前日のうちに京都入りして亀岡IC近くの道の駅で車中泊しました。
前日の仕事が終わってすぐ京都へ向って車中泊という強行スケジュールでしたが、好きでやってることなので「シンドイ」とか「やめとけばよかった」なんてことは全然思わなかったです。

映画のタイトルは『ビレッジ』。
主演は今が旬の横浜流星さん。
助監督さんの話を総合すると、どうやら部落差別問題を下敷きにしたサスペンスものらしいです。
私の役は殺人現場に取材に来たTV局のカメラマン役でした。
・・・って、それ私の本職なんですけど(笑)。

出番は少なく、多分後ろ姿くらいしか映らないとは思いますが、この現場に参加したことが2ヶ月後の意外な出会い(再会)に繋がることになりました。
7月に地元福井で行われた映画撮影の現場で、この日の『ヴィレッジ』でご一緒した人たち数人と再会したのです。
>週刊映画鑑賞記(2022.5/16~2022.5/22)
【7月】
オール福井ロケ映画にエキストラ出演

福井出身の新人監督が自身の初監督作品として福井を舞台としたオリジナル作品を全編福井ロケで撮ることになり、私もその撮影にエキストラとして3度参加させていただきました。
『ゴジラ』の長野や『ヴィレッジ』の京都と違って、今回は地元ですから少々朝が早くても余裕です(笑)。

最初に参加した撮影は福井市繁華街で何かの事件が起こり、建物と周辺の道路が封鎖されているところに通りがかったサラリーマンの役でした。
このとき、名古屋から来ているというベテランのエキストラさんと仲良くなって、お互いに今まで参加した作品の話をしたりその時の写真を見せ合ったりして撮影時もほとんど一緒に行動しておりました。
私はスーツ姿にパソコンが入ったバッグを持って、道をせき止めている警官や刑事に「うちの会社すぐそこなんや、通らせろ!。」といちゃもん付けるおっさんを演じておりました。
ところが、その刑事役の一人が空き時間に私に声をかけてきたのです。
「前にもどこかでお会いしましたよね?。」と。
なんとこの人、5月の『ヴィレッジ』ロケのときにも同じ報道関係者役としてご一緒した方でした。

2回目の撮影現場は、我が家からは少し遠い南越前町の河川敷でした。
今回はここで発見された遺体の捜査にやってきた刑事の役です。
このとき、繁華街のロケで再会した刑事役の方と再びご一緒することになり、前回のロケが縁で同じ刑事課の先輩・後輩という関係でコンビを組むことになりました。
本当に慣れている方で、私が毎回違った動きをしてしまうのに対しても全てアドリブ演技で対応してくれました。
よく新人俳優が舞台挨拶などで「ベテランの●●さんが自分の演技を受け止めて助けてくれました」とか言っていた意味が分かったような気がしました。

ただ、このときの撮影現場である南越前町はその数日後に未曽有の豪雨災害に見舞われました。
河川はもちろん周辺の住居にも多大な被害をもたらし、一部の地域では年越しの現在に至るもまだ復興の目途が立っていないところもあります。
あの日のロケには近所に住む人たちも何人か参加されていて心配していたのですが、幸いにもあの時ご一緒した方たちは全員ご無事だったとのことです。
しかし、あのあと同じ場所での追加撮影が予定されていましたが、あそこはもう映画撮影どころではなかったはずです。
撮り切れなかったシーンは、どこか他の場所を福井に見立てて撮影を完了させたのでしょうか?。

3度目は、福井市郊外の公園で夕方から夜間にかけて夏祭りシーンの撮影でした。
この日は主演のKさんも参加しての撮影で、募集人数も250人という大掛かりなものでした。
ただ、実際には100人くらいしか集まらず、細かくカットを割ってエキストラを適時画面内に配置して大勢いるように見せかける撮影をしていました。
そして、この日の撮影でも思わぬ出会いがありました。
まず、集合場所で京都から来たご夫婦と最初に意気投合したのですが、実はこの方は繁華街のシーンにも参加していたのです。
しかも、ご主人のほうはサラリーマン役の私が「そこどけ、通らせろ!」といちゃもんをつけた相手の刑事役だった人でした。
「あ~っ、あの時の刑事さんでしたか!。」とお互い改めて挨拶し合ったのですが、この方とのご縁はそれだけではありませんでした。
この方は5月の『ヴィレッジ』ロケにも警官役で参加されていて、同じ日の同じシークエンスに参加していたことが分かったのです。
更に、その方の友達も着物姿で一緒に参加していて、その人も繁華街のシーンで警官に食って掛かる役を演じていた私のことを覚えてくれていました。
さらに夏祭りのイベント司会者役の女の子が、なんと私がよく出入りさせていただいている会社の新人さんでした。
最初は女優さんだと思って全く気付かなかったのですが、いきなり「Kさん、お疲れ様で~す。」と声をかけられて初めてその子だと分かりました。
この日の撮影は22時終了の予定を大幅にオーバーして深夜2時半までかかってしまいました。
京都から来ていた皆さんはそれから車で帰っていきましたが、無事に帰り付けたか今でも心配だったりします。
>この夏一番の思い出 ~オール福井ロケ映画にエキストラ出演しました!~
【8月】
NETFLIX契約を一時解約

昨年春頃、NETFLIXの契約者数が激減したというニュースがありました。
567禍の影響なのか、はたまたNETFLIXの配信作品自体に魅力が無いからなのかは分かりませんが、私個人としては同じ配信サービスのディズニープラスと比較して非常に割高感があることが原因ではないかと感じていました。
ディズニープラスが月額980円で4K+ドルビーアトモスのフルスペックを楽しめるのに、NETFLIXで同スペックのプレミアムプランは月額1,980円と倍の費用が必要です。
しかも、4Kもアトモスも無いのスタンダードプランでも月額1,490円。
このコストパフォーマンスの悪さから、NETFLIXは一時的に解約してどうしても見たい作品があるときだけ再契約するという方法をとることに決定しました。
解約前の2ヶ月間だけそれまでのスタンダードプランから一時的にプレミアムプランに変更し、4Kやドルビーアトモス仕様で見たいと思っていた作品群をいくつか見まくりました。
そのため7月から8月にかけてはNETFLIXで見た作品が異常に多いです(笑)。

現在NETFLIXは解約中ですが、10ヶ月以内なら契約内容は保持されるので再契約は簡単です。
最近NETFLIXオンリーの見たい作品がいくつか出てきているので、例年仕事がヒマになる(筈の)2月だけNETFLIXプレミアムプランを再開する予定です。
>見せてもらおうか、NETFLIXの真の性能とやらを!(2022/7/6)
>まだだ、まだ終わらんよ!(2022/7/29)
【8月】
『ザ・カゲスター』聖地巡礼

春から東映チャンネルで全話再放送していた1976年制作の特撮番組『ザ・カゲスター』
全34話のうち、23話と25話の後半は当時我が福井県で撮影されたエピソードです。
全話見終わったあと、空いた時間を使って46年前に『カゲスター』ロケが行われた地元の各ポイントを写真付きでレポートしました。
自分にとって最も身近な特撮作品の聖地巡礼ということで、現場を見て回るのも記事を書くのもとても楽しかったです。

「こんな危険なところで撮影していたのか!?」と現地で思わず足がすくんだのがこの場面。
カゲスターの相棒:ベルスターがマントとミニスカートをひるがえしながら戦っているこの場所は・・・。

この矢印の先。
落ちたら絶対ただでは済まないであろう危険極まりない場所でした。
あと、戦闘員役のスタントマンが崖にしがみついたまま動けなくなっていた断崖絶壁とか、迂闊に近づくと祟りがあるという心霊スポットの島など、現地を知る者の目からは実に度胸のある(無謀とも云う)撮影隊だったのだなと感心しました(笑)。


あと、私が子供の頃よく泳ぎに行った岩場の海岸が今も全く変わらない姿でそこにあったのがなんだかとても嬉しかったです。
>福井県限定『ザ・カゲスター』聖地巡礼ガイド(2022/9/1)
【10月~11月】
『宇宙戦艦ヤマト』6週連続特集記事

私がこのブログを立ち上げたときからやりたかった企画のひとつです。
小学4年のとき雑誌で見た『ヤマト』の宣伝記事にビビッと感じて以来、48年間ずっとファンであり続けたアニメ『宇宙戦艦ヤマト』第1作。
放送開始日である10月6日から6週間連続で私の『ヤマト』に対する想いをぶつけてきました。
途中母と祖母の交通事故という辛い思い出も含まれていますが、それもまた『ヤマト』の思い出の一部になっています。
私はかねがね、自分が幼少期に見てきたほとんどの特撮やアニメには作った大人たちの戦争体験が大きく影を落としていることに気付いていました。
『宇宙戦艦ヤマト』はそのタイトルが示すようにその傾向が顕著で、戦前の軍国教育を受けて育った旧世代のスタッフと戦後の平和主義の中で育った戦争を知らない若いスタッフとが互いの価値観を本気でぶつけ合って作っていたことが分かります。
また、アニメだけでなく漫画版や小説版など別のメディアで書かれた『宇宙戦艦ヤマト』についてもまとめたことで、中学生時代の自分というものを再認識した気がします。
>カテゴリー『宇宙戦艦ヤマト』
【2022年統計】
最後に今年観た映画の統計です。
(劇場公開作品にのみ限定)
私が2022年に観た長編映画タイトル総数は104。
(この数字には今朝見てきたばかりの4Kリマスター版『空の大怪獣ラドン』も含まれています)
昨年は103でしたから1ポイントだけ増加です。
このうち初めて見たタイトル数は53。
昨年は43本でしたから自分でもこれは良い傾向だと思います。
次に視聴メディア別に分類してみると・・・。
◆映画館 19
去年の20から微減です。
(この数字には今週見た『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(2回目)と「午前十時の映画祭」の『ラドン』も含まれています。)
結構たくさん劇場で見たように思っていたのですが、ディズニープラスやNETFLIXなどで配信=公開とされていた作品が多かったので思い違いしていたようです。
◆BS/CS放送(4K含む)の視聴タイトル数は53
今年も視聴ソースとしてはBS放送が最も多かったです。
このうち4Kチャンネルで見たものが18タイトルもありました。
2K放送に関しては、東映チャンネルが特に多くて17本もありました。
実写/アニメを問わず自社の旧作を続々4Kリマスター化してくれたのが決め手です。
しかも、今回の統計には加えませんでしたが東映チャンネルではTVシリーズものも数多く見ています。
昨年から再放送していた『マジンガーZ』に『サイボーグ009(白黒版)』『ザ・カゲスター』など、夜間あまり時間が取れない時にはこれらの番組をちまちま見ておりました。
東映チャンネルさんとは当分離れられそうにありません(笑)。
◆ネット配信(NETFLIX/PRIME VIDEO/DISNEY+)で見た長編映画は29。
昨年はたったの6本でしたから大増量です。
これはNETFLIXを一時解約する直前にNETFLIXオリジナル作品を集中的に見まくったことが原因です。
利用頻度が最も高かったのはDISNEY+で、長編映画以外にも『ボバ・フェット』『オビ=ワン・ケノービ』『スター・ウォーズ・ビジョンズ』といったシリーズものも見ていました。
来年は『キャシアン・アンド―』と『マンダロリアン3』が控えていますので、DISNEY+メインは当分続きそうです。
◆ディスクメディア 2
見る機会が大きく減ったのがこの分野で、今年はブルーレイを2枚見たのみです。
しかも、新規購入したのは『王立宇宙軍』UHD-BD盤のみ・・・。
「画質」「音質」「安定性」そして「所有する喜び」の4点からパッケージメディアこそ最高のAVソースであるという思いは今でも揺らいでいませんが、最近は放送や配信で4K画質の映画が手軽に楽しめるようになったことで立場が大きく逆転してきております。
レーザーディスクの時代から私が追い続けてきたパッケージメディアはもはや過去のものとなってしまうのでしょうか。
本年の更新は今回がラストとなります。
一年間御講読いただきありがとうございました。
来年もよろしくお願い申し上げます。
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