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映画と日常

今日は目玉の話でもしようかのぉ

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トガジンです。

目玉おやじ
最初に謝っておきます。
スミマセン。

今回は目玉おやじの話・・・ではありません。
鬼太郎の話でも妖怪百目の話でもありません。

医学的な話です。
目玉の炎症の話です。
カテゴリー違いであることは承知しておりますが、決して映画鑑賞と無関係な話でもありませんので備忘録として書き記しておきます。
(トップ画の目玉おやじは映画カテゴリーとの関連付けということでご容赦を・・・)



紫外線角膜炎
私は毎年この時期になると、毎晩目の不調に悩まされておりました。
身体はそれほど疲れていないのに、何故か目玉がヒリヒリして長時間目を開けていることが辛くなるのです。
自宅で映画鑑賞していても目の違和感が気になって集中出来ず、やがて目を閉じることが多くなってそのまま寝落ち・・・ということが何度もありました。

「何かの花粉による炎症か?」とも考えましたが、私は春のスギ花粉や秋のブタクサ花粉も全然大丈夫な性質ですし、そもそもこの時期にスギやブタクサ花粉が飛んでいるはずはありません。
(粉っぽさは感じますがアレルギーはありません)
「夏ということはイネ科の花粉?」とも思いましたが、それにしては屋外にいるとき全然症状が出ない理由が分かりません。

さらに不思議なことに、この症状は何故か左目にだけ出ることが多いのです。
右目のほうはなんともないか、仮にヒリヒリしてもその度合いは左目に較べて弱いです。



先日、この謎が解けました!。

プロフィール欄にも書いていますが、私は映像制作関係の仕事をしています。
7月中旬からず~っと猛暑日が続いていることから、ここ数日は熱中症や夏バテについてお医者さんにインタビューする仕事が増えていました。
そして、先日請け負ったお医者さんへのインタビューがちょっと変わったテーマでした。
インタビューする相手というのが内科や皮膚科ではなく眼科の先生だったのです。

「紫外線を長時間浴び続けると肌だけでなく目玉も日焼けする。」

つまり、目に紫外線を浴びることで角膜に炎症が起きるというお話でした。
正式名称は「表層角膜炎」、俗に「雪目炎」とも呼ばれる症状です。
また、そのまま無理をして紫外線を浴び続けたり放置したまま目を酷使すると、表層角膜炎から白内障や翼状片といった重度の目の病気に繋がることもあるそうです。
私は専門知識には乏しいため、詳しい内容は取材前に記者さんが参考にしたという下記のネット記事をご参照ください。

>目も日焼けするって本当? 紫外線が目に与える影響と目を守るための対策5選



インタビュー終了後少し時間が余ったので自分の症状について先生に尋ねてみました。
すると先生は「それは目玉の日焼けそのものです。」と笑って仰いました。
「表層角膜炎」は紫外線を浴びてから数時間後に目がヒリヒリし始めるとのことなので私の症状と完全に一致します。

そして、最大の疑問であった「どうして私の場合は左目だけその症状が強く出るのか?」についても訊いてみました。
すると先生は「貴方がカメラマンだからですよ。」と一言。
なんだか『チコちゃんに叱られる!』の答えみたいな言い方でしたが、その理由には思わず「ガッテン!」でした。

tv_camera.png
私が普段仕事で使っているカメラは、主に↑のような形の放送業務用ビデオカメラです。
最近は民生用カメラをグレードアップさせた小型のカメラを使うことが増えていますが、インタビュー撮影のように音声を確実に録音するべき時や望遠で撮る必要がある場合は昔ながらの大型カメラを使います。

テレビカメラマンは撮影中左目を閉じない
撮影時は右目でファインダーを注視してフォーカス/アイリスの調整や画作りをして被写体の動きに注意しながら撮影しています。
そのため「自分の目が悪くなるとしたら毎日酷使している右目が先だろう。」と覚悟しておりました。
しかし、実際には左目のほうが先にガタがきたことを不思議に思っていたのです。

実は、TVカメラマンは撮影中は左目も開けて周囲の状況を注視しています。
左目を閉じてファインダー内の映像にばかり集中していると、例えば、歩きながらの撮影で人にぶつかってしまったり、フレーム外から被写体に近づく人や動物に気付くのが遅れたりしてNGを出してしまうことが起こり得るからです。
(ちなみに、慣れていない新人カメラマンはよくこういったミスを犯します。)
私も撮影中は常に左目で周囲を見ていますから、ファインダーで塞がれている右目に較べ左目のほうが紫外線が当たる時間が多いというわけです。

なるほど~。
先生、とてもためになる話をタダで教えてくれて本当にありがとうございました!。m(__)m



では予防するにはどうするべきか?。
紫外線対策
お肌の紫外線対策なら、女性の多くがそうするように長袖の服を着たり日傘をさしたり日焼け止めクリームを塗ったりすることで対処出来ます。
でも、眼球に日焼け止めクリームを塗るわけにはいきませんし、目を瞑ったまま外を出歩くことも出来ません。

濃いめのサングラス
目の日焼け予防として思いつくのはUVカットのサングラスをかけることくらいです。
もちろん私も運転中や屋外を出歩くときは濃いめのサングラスをかけるようにしていますが仕事中はそういうわけにもいきません。
となると、外から帰ってからのアフターケアが重要ということになります。



調べてみると「市販の目薬にも目の日焼け(紫外線による炎症)に対応しているものがある」とのことだったので早速薬局で買って帰りました。

スマイル40プレミアム
私が選んだのはライオンの「スマイル40プレミアム」です。

スマイル40プレミアム コンロイチンが良い
「紫外線を浴びた角膜のケアと保護にはコンドロイチンが入っている目薬が良い」とのことだったのでこれにしました。
コンドロイチンはUVケアには欠かせない成分だそうです。
また、保湿効果もあるので2~3時間の映画を見ることが多い私には最適です。
ちなみに、1ランク上の「スマイル40プレミアムDX」という製品もありましたが、違いはビタミンAの含有量だけらしいのでこっちにしました。

映画鑑賞前にスマイル40プレミアム
購入後すぐ左右の目に2~3滴づつさしてみました。
さし心地は・・・当初は特に何も感じなかったですが、遅効性らしく徐々にヒリっとする刺激が眼球全体に広がり始めます。
「あ、効いてる、効いてきてる!。」と効能を実感しておりました(笑)。
そして、その刺激はやはり左目のほうが強くて右目はそれほどでもありません。

その後帰宅して夕食を摂ったあと2時間弱の映画を見てみました。
この日の午後も外ロケの仕事があったためかなりの量の紫外線を浴びたはずですが、この夜は目の違和感はほとんど無いまま最後まで集中して見終えることが出来ました。

真夏の映画鑑賞も安心
今までずっと悩まされてきた左目の違和感の原因と対処法が分かって気持ちも目もスッキリしました。
これからは夏でも安心して映画を楽しめそうです。
ただし、この暑さで夏バテしたら元も子もないですが・・・(笑)。


m(__)m
最後までお付き合いいただきありがとうございました。

【免責事項】
今回の目の日焼けの話は、あくまで私個人の症状に関するものです。
目がヒリヒリする症状の全てが紫外線に起因するものとは限りません。
当記事と似た症状であっても、必ず眼科に相談したうえで対処してください。
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