週刊映画鑑賞記(2023.9/18~2023.9/24)
CATEGORY週刊映画鑑賞記
トガジンです。
毎週日曜日はこの一週間に観た映像作品を日記代わりに書き留めています。

今週はこれ1本。
最新科学技術をテーマにした近未来SFです。
9/20(水)
『AI崩壊』🈠
(ホームシアター:NETFLIX)

思った以上に面白かったです。
<AI依存社会の脆弱性>を軸としつつ、日本人のほとんどが分かっていながらも「もうどうすることも出来ない」「なるようにしかならない」と深く考えないことにしている<少子高齢化問題><格差社会問題>についても描いています。

人々の幸福な生活を助けるために作られたAI”のぞみ”が突然狂いだし、少子高齢化を食い止めるためと称して残り寿命の短い年寄りや病人を次々抹殺していきます。
私は「岸田総理が掲げる「異次元の少子化対策」とやらはこれくらい冷徹に徹しなければ無理だろうな・・・」とか考えながら見ておりました。

ただ、いくら近未来の話といえ違和感のある場面がいくつかありました。
まず、この映画の警察が鬼畜過ぎです(笑)。
街中の監視カメラはもちろんのこと、個人のスマホや自家用車のセンサーカメラにも勝手にアクセスして犯人捜索に利用します。
プライバシーもへったくれもありゃしません。
その未来の警察が使っているAIの名前が”百目”。
「妖怪かよ!」と思わずツッコんでしまいました(笑)。

現場の警官もやたら銃を振りかざして相手を威圧してきます。
桐生一人に対してまるで外国の暴動鎮圧並みの物々しさです。
終盤、容疑の確認もしないまま主人公に味方する義弟を蜂の巣にしたのはいくらなんでもやり過ぎでした。
あと、金融や流通が軒並みストップしたことから民衆が略奪に走る場面がありましたが、これは有事の際の日本人の行動らしくありません。
入江監督は洋画と海外ニュースの影響受け過ぎです(笑)。

今回暴走するコンピューター”のぞみ”の名は、開発者である桐生の亡き妻の名前「桐生望」であることは明白です。
(声も妻役の松嶋菜々子さんの声だったかも知れません)
そのことから桐生が完成させた超高性能AI”のぞみ”は、彼が亡き妻の脳をコンピューターに移植したものだったのではないか?・・・なんてことも考えながら見てました。

だから桐生の娘が極寒のサーバールームに閉じ込められたときも、最後は母親の記憶が目覚めてウィルスに打ち勝ちメデタシメデタシ・・・というオチを予想していたのですがね。

それと、本作には『シン・ゴジラ』の余貴美子さん、野間口徹さん、黒田大輔さんが出演しています。
しかも3人とも『シン・ゴジラ』のときと似たようなイメージの役柄です。
このことから、私には「『AI崩壊』は『シン・ゴジラ』に対するアンサー・フィルムではないのか?」と思えました。

主人公:桐生(演:大沢たかお)がAIを狂わせた犯人だと疑われる理由も『シン・ゴジラ』と繋がりがあります。
桐生は医療AIの認可が遅れたためガンに侵された妻を助けられなかった過去があります。
だから政府を逆恨みしているに違いないと疑われていました。
これって『シン・ゴジラ』の牧助教授がゴジラを日本に解き放った動機「原発事故の放射能汚染で妻を失ったことへの国家への報復だった」に似ています。
いくつか不満はあったものの、現代日本が抱える問題点を分かりやすく映像化していて面白い映画でした。
でも、この内容ならタイトルは『AI崩壊』じゃなくて『AI暴走』のほうが合ってる気がしますけど・・・。
ところで、今回『A.I.崩壊』を見ようと思い立ったのには理由がありました。
SF映画が大好物で、最近チャットGPSが話題になっていることからAIに興味があることもそのひとつです。
あと、主演の大沢たかおさんの次作『沈黙の艦隊』も気になっていました。
等々、理由はいくつかありますが本当の目的は入江監督の画作りの好みや傾向が知りたかったからです。
なぜならば。

実は私・・・先日、入江監督の新作にエキストラ参加してきたばかりだからです。

現場で聞き知った内容についてはまだ何も書けませんが、今回は時代劇で私は一向一揆の農民役でした。
(腹がポッコリ出ていてお恥ずかしい・・・。(/ω\)
この写真は着替え終わったばかりのこのときに撮ったもので青いサンダルを履いていますが現場では草鞋に履き替えました。
この写真は当日ご一緒した人が「撮りましょうか?」とスマホのシャッターを押してくれたものです。
そのお返しとばかりに私も自撮りで苦労している人たち何人かに「撮りましょうか?」と声をかけてお仲間になりました。
こうやって映画好き同士の交流を広げるのもエキストラ参加の楽しさのひとつです。
この日は総勢200名のエキストラを集めての夜間撮影でした。
この格好で松明や武器を手に「うぉーッ」と叫びながら草鞋履きで砂利道を何度も走らされました。
おかげでこのあと3日ほど足腰の痛みが取れなかったです。(>_<)
『AI崩壊』もそうでしたが、どうやらこの監督さんはモブシーンで本当に人(エキストラ)を大勢集めて撮るのがお好きみたいですね。
夜中に200人ものエキストラを集めて悪路を走らせた理由が分かった気がします(笑)。
次に参加する時の参考になりました。
m(__)m
今週もお付き合いいただきありがとうございました。
毎週日曜日はこの一週間に観た映像作品を日記代わりに書き留めています。

今週はこれ1本。
最新科学技術をテーマにした近未来SFです。
9/20(水)
『AI崩壊』🈠
(ホームシアター:NETFLIX)

思った以上に面白かったです。
<AI依存社会の脆弱性>を軸としつつ、日本人のほとんどが分かっていながらも「もうどうすることも出来ない」「なるようにしかならない」と深く考えないことにしている<少子高齢化問題><格差社会問題>についても描いています。

人々の幸福な生活を助けるために作られたAI”のぞみ”が突然狂いだし、少子高齢化を食い止めるためと称して残り寿命の短い年寄りや病人を次々抹殺していきます。
私は「岸田総理が掲げる「異次元の少子化対策」とやらはこれくらい冷徹に徹しなければ無理だろうな・・・」とか考えながら見ておりました。

ただ、いくら近未来の話といえ違和感のある場面がいくつかありました。
まず、この映画の警察が鬼畜過ぎです(笑)。
街中の監視カメラはもちろんのこと、個人のスマホや自家用車のセンサーカメラにも勝手にアクセスして犯人捜索に利用します。
プライバシーもへったくれもありゃしません。
その未来の警察が使っているAIの名前が”百目”。
「妖怪かよ!」と思わずツッコんでしまいました(笑)。

現場の警官もやたら銃を振りかざして相手を威圧してきます。
桐生一人に対してまるで外国の暴動鎮圧並みの物々しさです。
終盤、容疑の確認もしないまま主人公に味方する義弟を蜂の巣にしたのはいくらなんでもやり過ぎでした。
あと、金融や流通が軒並みストップしたことから民衆が略奪に走る場面がありましたが、これは有事の際の日本人の行動らしくありません。
入江監督は洋画と海外ニュースの影響受け過ぎです(笑)。

今回暴走するコンピューター”のぞみ”の名は、開発者である桐生の亡き妻の名前「桐生望」であることは明白です。
(声も妻役の松嶋菜々子さんの声だったかも知れません)
そのことから桐生が完成させた超高性能AI”のぞみ”は、彼が亡き妻の脳をコンピューターに移植したものだったのではないか?・・・なんてことも考えながら見てました。

だから桐生の娘が極寒のサーバールームに閉じ込められたときも、最後は母親の記憶が目覚めてウィルスに打ち勝ちメデタシメデタシ・・・というオチを予想していたのですがね。

それと、本作には『シン・ゴジラ』の余貴美子さん、野間口徹さん、黒田大輔さんが出演しています。
しかも3人とも『シン・ゴジラ』のときと似たようなイメージの役柄です。
このことから、私には「『AI崩壊』は『シン・ゴジラ』に対するアンサー・フィルムではないのか?」と思えました。

主人公:桐生(演:大沢たかお)がAIを狂わせた犯人だと疑われる理由も『シン・ゴジラ』と繋がりがあります。
桐生は医療AIの認可が遅れたためガンに侵された妻を助けられなかった過去があります。
だから政府を逆恨みしているに違いないと疑われていました。
これって『シン・ゴジラ』の牧助教授がゴジラを日本に解き放った動機「原発事故の放射能汚染で妻を失ったことへの国家への報復だった」に似ています。
いくつか不満はあったものの、現代日本が抱える問題点を分かりやすく映像化していて面白い映画でした。
でも、この内容ならタイトルは『AI崩壊』じゃなくて『AI暴走』のほうが合ってる気がしますけど・・・。
ところで、今回『A.I.崩壊』を見ようと思い立ったのには理由がありました。
SF映画が大好物で、最近チャットGPSが話題になっていることからAIに興味があることもそのひとつです。
あと、主演の大沢たかおさんの次作『沈黙の艦隊』も気になっていました。
等々、理由はいくつかありますが本当の目的は入江監督の画作りの好みや傾向が知りたかったからです。
なぜならば。

実は私・・・先日、入江監督の新作にエキストラ参加してきたばかりだからです。

現場で聞き知った内容についてはまだ何も書けませんが、今回は時代劇で私は一向一揆の農民役でした。
(腹がポッコリ出ていてお恥ずかしい・・・。(/ω\)
この写真は着替え終わったばかりのこのときに撮ったもので青いサンダルを履いていますが現場では草鞋に履き替えました。
この写真は当日ご一緒した人が「撮りましょうか?」とスマホのシャッターを押してくれたものです。
そのお返しとばかりに私も自撮りで苦労している人たち何人かに「撮りましょうか?」と声をかけてお仲間になりました。
こうやって映画好き同士の交流を広げるのもエキストラ参加の楽しさのひとつです。
この日は総勢200名のエキストラを集めての夜間撮影でした。
この格好で松明や武器を手に「うぉーッ」と叫びながら草鞋履きで砂利道を何度も走らされました。
おかげでこのあと3日ほど足腰の痛みが取れなかったです。(>_<)
『AI崩壊』もそうでしたが、どうやらこの監督さんはモブシーンで本当に人(エキストラ)を大勢集めて撮るのがお好きみたいですね。
夜中に200人ものエキストラを集めて悪路を走らせた理由が分かった気がします(笑)。
次に参加する時の参考になりました。
m(__)m
今週もお付き合いいただきありがとうございました。
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