週刊映画鑑賞記(2023.10/16~2023.10/22)
CATEGORY週刊映画鑑賞記
トガジンです。
毎週日曜日はこの一週間に観た映像作品を日記代わりに書き留めています。

今週はディズニープラスで『スター・ウォーズ』スピンオフドラマ『アソーカ』一色となりました。
10/17(火)~10/20(金)
『アソーカ』全8話🈠
(ホームシアター:ディズニープラス)

全8話を火曜から金曜までの4日間、毎日2話づつ見ていました。
長さは1話につき40~50分なので2話続けて見ても標準的な映画1本くらいです。
音声については結局アニメシリーズと同じ吹き替え版を選択しました。
最初は1話の途中まで英語+字幕で見始めたのですが、やはり声が変わってしまうと自分が知るアソーカやサビーヌではなくなってしまう感じがしたからです。
そんなわけで、このシリーズは最後まで吹き替え版で見ることになると思います。

『エピソード6:ジェダイの帰還』の9年後を描くドラマシリーズです。
・・・が、このドラマは観る人を選びます。
アニメシリーズ『クローン・ウォーズ』『反乱者たち』と実写ドラマ『マンダロリアン』『ボバ・フェット』の内容と密接に絡んでいるため、正史劇場版だけでなく関連するスピンオフ作品も全部見ていなければ今回のストーリーと設定を理解することはまず不可能です。

例えば、第1話で登場するモーガン・エルズベス(中央の女性)は『マンダロリアン』でアソーカとの戦いに破れて捕縛されたナイトシスター(暗黒面フォースを持つ魔女族)です。
そしてナイトシスターとは何か?については初登場した『クローン・ウォーズ』TVアニメ版で語られています。
つまり、『クローン・ウォーズ』『マンダロリアン』を見ていなければ『アソーカ』全話で暗躍する彼女が何者なのか分からないまま悶々と時を過ごすことになってしまいます。
『スター・ウォーズ』ユニバースが今のマーベルみたいに「一見さんお断り」状態になりつつあるようで、私としては「何か悪い予感」がしてなりません。
「もうワケ分からん!」と『スター・ウォーズ』離れするファンが大勢出てくるのではないか・・・と。
ちなみにアソーカがモーガンを捕えたのは『マンダロリアン』シーズン2での出来事です。
つまり『アソーカ』は『マンダロリアン』シーズン2と3の間の物語ということになります。
もしかすると『アソ―カ』シーズン2以降にはマンドーやグローグーやジェダイマスターとなったルークが登場するかも知れません。

アソーカのパダワン(弟子):サビーヌとの師弟の物語がアソーカの師:アナキン・スカイウォーカーと重ねて描かれています。
サビーヌはアニメシリーズ『反乱者たち』に登場したマンダロリアンの女性で反乱部隊(反乱軍の前身)の元メンバーでした。

『反乱者』最終回では素質を見込まれたサビーヌがアソーカに弟子入りするところで終わりました。
つまり、全74話のアニメシリーズ『反乱者』の存在がかなり重要なのです。

しかし、アソーカにはかつてジェダイの修行を完遂出来なかったという負い目があり、それが伝わったのかサビーヌは途中で修行を放り出していました。
サビーヌが再びアソーカのパダワンとして宇宙に旅立つ決意をしたのはエズラを探すためでした。

私的に最も胸熱だったのは師:アナキン・スカイウォーカー(霊体)の登場でした。
今度のアナキンは息子:ルークのおかげで更生(笑)した後なので明るい笑顔を見せてくれます。
演じているのはエピソード2、3と同じくヘイデン・クリステンセンさん。
『シスの復讐』のときに較べて穏やかな表情になっていて、見た目も心なしかふっくらした印象になっています。
アナキンは数多くの不幸に見舞われた結果心を病んでしまったものの、幼い頃から人を思いやることが出来る心優しい男だったはずです。
エピソード2、3では見られなかった本来のアナキンの姿が見られたことで、「ここまでスピンオフシリーズに付き合ってきて本当に良かった!」と思えました。

映画版『クローン・ウォーズ』(『クローン・ウォーズ』の第1話)で初登場したアソーカは、アナキンの弟子としてクローン戦争に参加しました。
しかし、ある事件の濡れ衣を着せられたアソーカは自分を信じてくれない評議会に絶望して脱会してしまいます。
その時最後までアソーカの無実を信じ、彼女の潔白を証明してくれたのは師:アナキンとその妻:パドメの二人だけでした。

その後アナキンは皇帝の策略とジェダイ評議会への不信感からダークサイドに闇落ちして暗黒卿:ダース・ベイダーとなってしまいます。
『反乱者たち』で一度アナキン(ベイダー)と対決したアソーカは修行が未完であることと圧倒的力の差で敗北します。
この時は間一髪でエズラに助けられました。

そんなかつての師弟が2度目の再会。
修行の段になると、アナキンはそれまでの穏やかな表情から一転して闇落ち時の赤目状態やベイダーの姿に変化してアソーカと剣(ライトセーバー)を交わします。
そうしてアソーカのコンプレックスであった「残りの修行」を施してくれました。
「一度切れかかった師弟の絆をアナキン(霊体)がアソーカの修行を補完することによって紡ぎ直す」というのが今回のストーリーの横軸になっています。

『アソーカ』の本筋は『反乱者』でエズラと一緒に行方が分からなくなった帝国残党軍のスローン大提督との戦いです。
スローンを見つけ出すことはスローンと共に行方不明になった仲間:エズラを見つけることにも繋がります。

スローンはナイトシスターとモーガンの助力を得て帝国残党勢力を組織していました。
時代設定から考えると、このときスローンが組織した残党部隊が後のファースト・オーダーの前身とも考えられます。
更には、『スカイウォーカーの夜明け』で唐突に出てきた皇帝の大艦隊もスローンが遺した戦力だったのかも知れません。

この物語は始まりに過ぎません。
最終話ではアソーカとサビーヌは辺境の星に取り残されてしまい、スローンは組織した戦力を率いて中央銀河へと向かっていきました。
『アソーカ』シーズン1は従来の『クローン・ウォーズ』『反乱者たち』『マンダロリアン』の世界観を一つに集約し、アニメから実写へと橋渡しすることが一番の目的だったように感じます。

『クローン・ウォーズ』から始まる壮大な『スター・ウォーズ』スピンオフ・ストーリーは、原作者であるジョージ・ルーカス氏お墨付きのディブ・フィローニ監督によって作られました。
実写シリーズからはマーベルでも活躍中のジョン・ファブロー監督も参加して、「もうひとつのスター・ウォーズ」を緻密に作り上げています。
そして、次の劇場用『スター・ウォーズ』3部作はこの二人が手掛けることになったそうです。
世紀の駄作『最後のジェダイ』のライアン・ジョンソン監督が作るという情報もありましたが、正直言って新々三部作(EP7~9)を台無しにしたライアンには二度と『スター・ウォーズ』に触れて欲しくありません。
私たちファンが見たいのは監督の独りよがりな作品ではなく、SWを隅々まで知り尽くした信頼出来る人が作る新作です。
その点この二人なら絶対大丈夫!。
『アソーカ』をはじめとするスピンオフストーリーの完結と共に新作映画も楽しみに待ちたいと思います。
m(__)m
今週もお付き合いいただきありがとうございました。
毎週日曜日はこの一週間に観た映像作品を日記代わりに書き留めています。

今週はディズニープラスで『スター・ウォーズ』スピンオフドラマ『アソーカ』一色となりました。
10/17(火)~10/20(金)
『アソーカ』全8話🈠
(ホームシアター:ディズニープラス)

全8話を火曜から金曜までの4日間、毎日2話づつ見ていました。
長さは1話につき40~50分なので2話続けて見ても標準的な映画1本くらいです。
音声については結局アニメシリーズと同じ吹き替え版を選択しました。
最初は1話の途中まで英語+字幕で見始めたのですが、やはり声が変わってしまうと自分が知るアソーカやサビーヌではなくなってしまう感じがしたからです。
そんなわけで、このシリーズは最後まで吹き替え版で見ることになると思います。

『エピソード6:ジェダイの帰還』の9年後を描くドラマシリーズです。
・・・が、このドラマは観る人を選びます。
アニメシリーズ『クローン・ウォーズ』『反乱者たち』と実写ドラマ『マンダロリアン』『ボバ・フェット』の内容と密接に絡んでいるため、正史劇場版だけでなく関連するスピンオフ作品も全部見ていなければ今回のストーリーと設定を理解することはまず不可能です。

例えば、第1話で登場するモーガン・エルズベス(中央の女性)は『マンダロリアン』でアソーカとの戦いに破れて捕縛されたナイトシスター(暗黒面フォースを持つ魔女族)です。
そしてナイトシスターとは何か?については初登場した『クローン・ウォーズ』TVアニメ版で語られています。
つまり、『クローン・ウォーズ』『マンダロリアン』を見ていなければ『アソーカ』全話で暗躍する彼女が何者なのか分からないまま悶々と時を過ごすことになってしまいます。
『スター・ウォーズ』ユニバースが今のマーベルみたいに「一見さんお断り」状態になりつつあるようで、私としては「何か悪い予感」がしてなりません。
「もうワケ分からん!」と『スター・ウォーズ』離れするファンが大勢出てくるのではないか・・・と。
ちなみにアソーカがモーガンを捕えたのは『マンダロリアン』シーズン2での出来事です。
つまり『アソーカ』は『マンダロリアン』シーズン2と3の間の物語ということになります。
もしかすると『アソ―カ』シーズン2以降にはマンドーやグローグーやジェダイマスターとなったルークが登場するかも知れません。

アソーカのパダワン(弟子):サビーヌとの師弟の物語がアソーカの師:アナキン・スカイウォーカーと重ねて描かれています。
サビーヌはアニメシリーズ『反乱者たち』に登場したマンダロリアンの女性で反乱部隊(反乱軍の前身)の元メンバーでした。

『反乱者』最終回では素質を見込まれたサビーヌがアソーカに弟子入りするところで終わりました。
つまり、全74話のアニメシリーズ『反乱者』の存在がかなり重要なのです。

しかし、アソーカにはかつてジェダイの修行を完遂出来なかったという負い目があり、それが伝わったのかサビーヌは途中で修行を放り出していました。
サビーヌが再びアソーカのパダワンとして宇宙に旅立つ決意をしたのはエズラを探すためでした。

私的に最も胸熱だったのは師:アナキン・スカイウォーカー(霊体)の登場でした。
今度のアナキンは息子:ルークのおかげで更生(笑)した後なので明るい笑顔を見せてくれます。
演じているのはエピソード2、3と同じくヘイデン・クリステンセンさん。
『シスの復讐』のときに較べて穏やかな表情になっていて、見た目も心なしかふっくらした印象になっています。
アナキンは数多くの不幸に見舞われた結果心を病んでしまったものの、幼い頃から人を思いやることが出来る心優しい男だったはずです。
エピソード2、3では見られなかった本来のアナキンの姿が見られたことで、「ここまでスピンオフシリーズに付き合ってきて本当に良かった!」と思えました。

映画版『クローン・ウォーズ』(『クローン・ウォーズ』の第1話)で初登場したアソーカは、アナキンの弟子としてクローン戦争に参加しました。
しかし、ある事件の濡れ衣を着せられたアソーカは自分を信じてくれない評議会に絶望して脱会してしまいます。
その時最後までアソーカの無実を信じ、彼女の潔白を証明してくれたのは師:アナキンとその妻:パドメの二人だけでした。

その後アナキンは皇帝の策略とジェダイ評議会への不信感からダークサイドに闇落ちして暗黒卿:ダース・ベイダーとなってしまいます。
『反乱者たち』で一度アナキン(ベイダー)と対決したアソーカは修行が未完であることと圧倒的力の差で敗北します。
この時は間一髪でエズラに助けられました。

そんなかつての師弟が2度目の再会。
修行の段になると、アナキンはそれまでの穏やかな表情から一転して闇落ち時の赤目状態やベイダーの姿に変化してアソーカと剣(ライトセーバー)を交わします。
そうしてアソーカのコンプレックスであった「残りの修行」を施してくれました。
「一度切れかかった師弟の絆をアナキン(霊体)がアソーカの修行を補完することによって紡ぎ直す」というのが今回のストーリーの横軸になっています。

『アソーカ』の本筋は『反乱者』でエズラと一緒に行方が分からなくなった帝国残党軍のスローン大提督との戦いです。
スローンを見つけ出すことはスローンと共に行方不明になった仲間:エズラを見つけることにも繋がります。

スローンはナイトシスターとモーガンの助力を得て帝国残党勢力を組織していました。
時代設定から考えると、このときスローンが組織した残党部隊が後のファースト・オーダーの前身とも考えられます。
更には、『スカイウォーカーの夜明け』で唐突に出てきた皇帝の大艦隊もスローンが遺した戦力だったのかも知れません。

この物語は始まりに過ぎません。
最終話ではアソーカとサビーヌは辺境の星に取り残されてしまい、スローンは組織した戦力を率いて中央銀河へと向かっていきました。
『アソーカ』シーズン1は従来の『クローン・ウォーズ』『反乱者たち』『マンダロリアン』の世界観を一つに集約し、アニメから実写へと橋渡しすることが一番の目的だったように感じます。

『クローン・ウォーズ』から始まる壮大な『スター・ウォーズ』スピンオフ・ストーリーは、原作者であるジョージ・ルーカス氏お墨付きのディブ・フィローニ監督によって作られました。
実写シリーズからはマーベルでも活躍中のジョン・ファブロー監督も参加して、「もうひとつのスター・ウォーズ」を緻密に作り上げています。
そして、次の劇場用『スター・ウォーズ』3部作はこの二人が手掛けることになったそうです。
世紀の駄作『最後のジェダイ』のライアン・ジョンソン監督が作るという情報もありましたが、正直言って新々三部作(EP7~9)を台無しにしたライアンには二度と『スター・ウォーズ』に触れて欲しくありません。
私たちファンが見たいのは監督の独りよがりな作品ではなく、SWを隅々まで知り尽くした信頼出来る人が作る新作です。
その点この二人なら絶対大丈夫!。
『アソーカ』をはじめとするスピンオフストーリーの完結と共に新作映画も楽しみに待ちたいと思います。
m(__)m
今週もお付き合いいただきありがとうございました。
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